学校で子供が教科書を失くしてしまうことは、小学生や中学生の保護者にとってはありがちな問題です。例えば、私の娘も学校から渡されたドリルをなくしたことがあります。教科書は学習に必要なアイテムなので、失くすと大変困りますよね。
ここでは、お子さんが教科書を失くした際の対処法や、見つけるための方法をご紹介します。また、先生に知られることなく新しい教科書を入手する方法についても触れていきます。
教科書紛失時の適切な対応方法
担任の先生に連絡を取る
学校で教科書をなくした可能性がある場合、最初に行うべきは担任の先生への連絡です。同級生が間違って持ち帰ることが多いため、その点を確認することが大切です。連絡帳や電話で、以下のように伝えると良いでしょう。
「いつもお世話になっています。〇〇が〇月〇日から〇〇の教科書を見当たりません。クラスの中で誤って持ち帰った子がいないか見ていただけますか?見つからない場合は新しい教科書の購入方法を教えてください。」
このように伝えると、担任はクラスでの確認を行ってくれるでしょう。また、保護者が学校へ行って探すことができる場合は、放課後の教室での捜索を提案してみてください。
学童、習い事、塾での確認
お子さんが学童や習い事、塾に通っている場合、そちらで教科書を失くした可能性もあります。関係する先生やスタッフにも一度確認を取ってみましょう。可能性が低い場合でも、一度の確認が思わぬ成果をもたらすことがあります。
新しい教科書の入手法
最終的に教科書が見つからない場合は、新しいものを入手する必要があります。その際は、学校を通じた購入方法や、他の代替手段を検討してみましょう。
このように、お子さんが教科書を紛失した際には、まず学校や関連する場所での確認を行い、その後、新しい教科書の入手方法を考える流れがおすすめです。
教科書が行方不明 どうやって見つける?
まずは、学校で紛失したのか、家で紛失したのかに関わらず、教科書は容量のある物体なので、検索すれば見つける可能性が高いです。
以下の具体的な場所をチェックしてみてください。
それに、子どもが「学校で無くした」or「家で無くした」と言っていても、実際には全く別の場所で無くしている可能性があります。
子どもの主張に耳を傾けたい気持ちは理解できますが、下記の場所を一応確認しておくことをお勧めします。
学校で紛失した場合
- 子ども自身の机の引き出しの中(通常、教科書は引き出しの奥に挟まっています)
- 移動教室で使用した机の引き出しの中
- 子ども自身のロッカーの中(教科書をそのまま置いていたり、他の教科書と一緒に挟んでしまっていることもあります)
- 子どもの友達の机やロッカーの中(担任教師に許可を得て、念の為に確認してみましょう)
- 教室の後部にある図書コーナー
- 子どものランドセルやバッグの中
- 学童のロッカーや友達のもの(学童に通っている場合)
- 移動教室の際に、移動先の机の中に入れたまま忘れた…
ということも考えられます。
親が一緒に確認できるのであれば、共に探しましょう。
もし時間がなければ、子どもに探すように指示すると良いでしょう。
小学校の低学年の子供達には不安かもしれませんが、高学年からは、探すべき場所を示せば自分で探し始めるはずです。
家で紛失した場合
家の場合、思わぬところから教科書が見つかることがあります。
まずは、以下の箇所から探してみてください。
- 子ども自身の机の中(引き出しを一つずつ確認する)
- 机の下や机や棚と壁のスペース 本棚の中(一冊ずつ確認)
- ベッドの下や中、布団の下面 兄弟の机や本棚の中 兄弟のランドセルの中(なるべく、兄弟の学校の引き出しを確認してもらう)
- リビングのソファーの下
- リビングの本棚の中(絵本の間も確認)
- 家全体での棚と壁の隙間も調べる
- 靴箱の中(低い可能性ですが、安全のため)
- ゴミ箱の中(過ちで捨ててしまった可能性も考えられます)
- おもちゃ箱の中(箱の底や壁の間)
子どもがどこに何をしまうかは、常に予測不可能です。
そして教科書は薄いので、小さなスペースでも挟まってしまいます。
面倒に感じるかもしれませんが、一つずつ丁寧に探してみてください。
それでも探し続けて見つからない場合は、新しい教科書を手に入れるしかないでしょう。
新しい教科書の入手方法については、次章でご紹介します。
教科書が見つからない時の対応
教科書を見失ってしまった場合、新しいものを入手する必要が生じます。この状況に対処するためのいくつかの方法を紹介します。
担任の先生に相談する
最初に考えるべきは、担任の先生に相談することです。先生はクラスメイトが誤って持ち帰った可能性を確認してくれますし、新しい教科書の注文方法や購入場所の情報を提供してくれるでしょう。学校によっては予備の教科書が用意されていることもあり、これらは割引価格で提供される可能性もあります。
自分で購入する
担任に相談することに抵抗がある、または内申点への影響を懸念する場合、自分で教科書を購入することも一つの選択肢です。「全国教科書配給協会」で取り扱う書店を探し、直接購入に向かうことができます。この方法は、先生に知られることなく迅速に教科書を手に入れることが可能です。
フリマアプリやオークションを利用する
メルカリやヤフーオークションなどのフリマアプリで教科書を探すのも良い方法です。教科書の名前や出版社名で検索し、必要なものが出品されているかを確認します。ただし、出版年度によって内容が変わることがあるため、最新のものであることを確認する必要があります。
先輩や知人から譲ってもらう
親しい知人やママ友から、一学年上の子供が使っていた教科書を譲ってもらう方法もあります。しかし、教科書の内容は年度によって変更されることがあるため、最新版であるかを確認する必要があります。また、中学生以上になると前年度の教科書が必要になることもあるため、その点も留意する必要があります。
教科書を個人で購入する際の注意
教科書を個別に購入する場合、最も注意すべき点は、教科書が市区町村によって異なる場合があるということです。県単位ではなく、各市区町村で採用される教科書が異なる可能性が高いので、購入時には子供の通う学校の名前を伝え、正しい教科書を選んでください。
教科書より理解が深まる参考書の紹介
最後に、「理解が深まる」と評判の参考書をご紹介させていただきます。
その名も、「学習ガイド」です。
この学習ガイドは、教科書の内容をさらに詳細にかつ分かりやすく解説している参考書です。
授業に参加しても「教師の説明が少し難解だ」「教科書だけでは内容が十分に理解できない」となることがたまにありますよね。
そういった時にはこの学習ガイドが助けとなります。
子供の予習や復習に活用でき、また、親が子供に教育的な指導をしたい時の資料としても利用できます。
この学習ガイドを手に入れたいと思った方、学年、教科、出版社で数々のバージョンがあるため、子供の学年と出版社に合ったものを選んで購入してくださいね。
教科書を紛失した時の対応策まとめ
いかがでしたか?
教科書がなくなってしまった際には、まずは子供のクラスの担任に連絡してみてください。
大抵の場合は、隣の席の友達が誤って持って行っている可能性が高いので、先生に問い合わせをしてもらえばすぐに解決することが多いです。
この時、「怒られるかも?」と不安を感じるかもしれませんが、自分の過ちをはっきりと告げて、謝罪すれば先生も寛大に対応してくれるはずです。
しかし、どうしても見つからない状況や、先生に知られたくない場合は、「自己購入」の選択肢もありますので、試してみてください。
いずれにしても教科書は大切な学習ツールです。
「固定の保管場所を作る」などの対策を立て、二度となくさないように気を付けましょう。