恵方巻はいつから関東で始まったの?恵方巻に関する豆知識をご紹介!

節分の日に、その年の恵方となる方角を向いて巻き寿司を食べるという恵方巻の風習。

 

この風習の起源についてはいまだ正確な情報はわかっていませんが、一説には関西が起源の風習と言われています。

 

そんな風習も、現在では関東などのさまざまな地域で行われるものとなっています。

 

関西発祥の恵方巻の風習は、いったいいつ頃から関東でも行われるようになったのでしょうか。

恵方巻の関東進出にまつわる意外な事実について解説していきます。

 

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恵方巻きの風習が関東でも始まることになった意外な理由とは?!

 

関東で恵方巻の風習が始まったのは、1980年の後半です。

 

この頃に、関西で行われていた恵方巻の風習を関東に取り入れようという動きが始まりました。

 

その理由は、お弁当屋さんや、コンビニエンスストアが商品を売るための戦略です。

 

節分の日に太巻きのお寿司を食べると縁起がいいという話を利用した商戦というわけです。

 

鍵となったのは1989年頃で、この年にセブンイレブンが関西にあった風習を「恵方巻」として販売し、恵方巻の風習が関東などにも一気に普及することとなりました。

 

そこからさまざまなスーパーなども商戦として波及していき、恵方巻はどんどん全国展開されていくこととなったのです。

 

昔からの風習とも思われる恵方巻が、実はセブンイレブンなどの販売店の戦略として関東に広められたというのは驚きです。

 

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「恵方巻」の意外な名付け親

実は、「恵方巻」という名前も、同じタイミングでセブンイレブンが名付けたものです。

 

大阪でもともと行われていた風習では「恵方巻」と言われるものはなく、あくまで「太巻き寿司」を食べるというものでした。

 

その風習をセブンイレブンが関東などに広めるときに、「恵方巻」という名前をつけたのです。

 

「恵方巻」という名前の名付け親がセブンイレブンというのも、さらに驚きですね!

 

まとめ

「恵方巻」というのは、1989年にセブンイレブンが戦略として名付け、広めたものだったんですね。

 

関東での歴史は意外に浅いものだったと驚いた方も多いのではないでしょうか。

 

古くからの風習というよりは戦略として広められたものと知ってしまうと、少し残念な気もしてしまいますね…。

 

しかし、家族や友達と節分の日に豆をまき、太巻きのお寿司を一緒に食べるというのは、楽しいイベントでもありますよね。

 

最近では、スーパーなどでの恵方巻の大量廃棄なども問題になっていますが、改めて、家族や友達と食を楽しめる風習として見直されるといいですね。