お財布の中でじわじわと増え続ける硬貨たち。いざこれらを紙幣に変えようと思った時、どうすればいいのか困った経験はありませんか?じっくり貯めた小銭がスッキリとお札に姿を変える時のあの喜びも格別です。
未だに現金払いが欠かせないお店が存在したり、ちょっとした釣銭を用意しなければならないシーンもしばしば。電子マネーが普及した今日でも変わらぬ硬貨の価値。そんな時、ありとあらゆる場所にあるコンビニエンスストアでさっと硬貨を紙幣に変えられたら、どれほど便利でしょう。
特にセブンイレブンでは、硬貨と紙幣の交換をスムーズに行う方法があります。この記事では、その使い勝手のよい交換方法と活用の際のポイントをわかりやすく解説していきたいと思います。
セブンイレブンにおける硬貨と紙幣の交換サービス、現状は?
日常に溶け込むセブンイレブンですが、小銭を手軽に紙幣に変えられるサービスは提供しているのでしょうか。実は、セブンイレブンを含む多くのコンビニでは、硬貨の両替サービスは行っていないのが実情です。防犯対策の観点や、小銭の在庫管理に一定の制約があるためとされています。
もっとも、自動釣り銭機を導入している店舗が多いめ、硬貨のストックは必要とされています。それに対し、セブンイレブンに置かれているコインを使用するコピー機に関しては、硬貨の両替が可能なケースもあり、その場合は各店舗によるサービス提供の有無を直接確かめる必要があります。
以前は、2008年7月からセブンイレブンに設置され始めた両替機が、利便性の高さから好評を博していましたが、2010年に新たな設置が停止し、その後撤去されてしまいました。現在はそのような設備は見られない状況です。
非接触決済の普及が進む現代でも、現金という支払い手段の価値は変わらず、紙幣と硬貨を気軽に交換できる仕組みの需要はまだまだ高いと言えます。
コンビニでの小銭取扱いと電子マネーへのチャージ方法
セブンイレブンをはじめとするコンビニでは、セキュリティの観点や釣銭の管理上の都合で、店舗での両替サービスを提供していません。一方、自動釣銭機への小銭投入については、一部のガイドラインが存在します。多額の小銭の扱いについての社会的な慣習や、機械への投入限界に配慮し、法定通貨として硬貨は額面の20倍まで使えると定めらています。つまり、どんな硬貨でも一度に20枚までというわけです。ただし、機械へ多量の硬貨を投入すれば、機械の故障リスクがあるため、使用は適量に抑えることが勧められます。
nanacoカードへのチャージに小銭は使える?
セブンイレブン利用者ならおなじみのnanacoカードですが、実はこのカード、現金でのチャージが可能です。現金チャージにはいくつか方法があり、セブン銀行のATMを利用する方法もその一つ。ただし、このATMによるチャージは紙幣のみ対応で、1,000円以上からとなっています。対照的に、店頭レジではnanacoカードやモバイルアプリに直接小銭でチャージすることができます。しかし、専用チャージ機を用いたチャージは、ATM同様に小銭を受け付けていません。いずれの方法を使う場合でも、スムーズなチャージのためには店舗のルールを守り、適切な小銭の使用を心がけましょう。
まとめ
コンビニエンスストアは、セブンイレブンを含め、セキュリティの向上と効率化のため、レジでの両替サービスを提供していません。様々な種類の硬貨を貨幣として使用する際、法的に一度の取引で使えるのは硬貨毎に20枚が上限です。
レジで大量の小銭を出すのは抵抗があるかもしれませんが、このルールはお支払いがスムーズに進むように設けられております。確かに、これまであったコンビニでの両替機能を持つ機器は今はもう見当たりませんが、チャージ機能に照らしては別の話です。
なんと、nanacoカードには小銭を使ったチャージがレジで行えるというメリットがあります。大量の小銭が手元にあれば、これを使ってスマートにチャージするという方法も考慮できるでしょう。