みなさん、こんにちは。
どうも、久しぶりの大寒波にやられている私です。
もう春になると思いきや、急に寒くなりましたね。
実際、まだ2月前なので、これからさらに寒くなる可能性も十分考えられますね。
さらに最近ではインフルエンザが流行っているので、皆さんは体調管理にぜひ気をつけてくださいね。
それでは、今日の話に入りたいと思います。
ちょうど先ほど天気に関する話したので、今日も天気に関連する話をしていきたいと思います。
まず皆さんに中学校での授業について思い出していただきたいです。
中学校の理科の授業では、等圧線について勉強したことはありませんでしょうか?
実際覚えてないかもしれませんね。
では天気予報はどうでしょう?
天気予報では等圧線は出てくると思います。
それでももし印象になければ、ぜひ今度の天気予報で見てみてください。
今日はそんな等圧線に関する話になります。
では、いきましょう。
等圧線とは何?
そもそも、等圧線とは何でしょう?
等圧線は、大気中のある面で気圧の等しい点を結んだ線のことです。
天気図の上で、気圧の等しい地点を結んだ曲線もその等圧線になります。
この等圧線は、地上天気図に用いられることが多く、気圧の分布を知ることが出来るのです。
つまり、地上天気図では、等圧線を見れば高気圧や低気圧の分布が分かるのです。
等圧線は通常、天気図のスケールによって、1ヘクトパスカル、2ヘクトパスカル、4ヘクトパスカル、5ヘクトパスカルごとに引きます。
ちなみに、ヘクトパスカルとは気圧の単位で、記号はhPaになります。
さらに、等圧線には、気体の連続性や、高気圧、低気圧などの気圧系の特性による性質がいくつかあります。
①等圧線は交差したり、枝分れしたりすることはない。
②等圧線は滑らかの線であり、でこぼこしたりはしない。
③同じ値の等圧線の間に1本だけ孤立することはない。
④等圧線は閉じた曲線になる。
⑤同じ値の等圧線が長距離に渡って並行することはない。
⑥前線のところで急に方向を変えることが多い
⑦前線のところを除くと、間隔が不連続に変化しない。
以上は等圧線の性質になります。
実際、等圧線は一見簡単に見えますが、その単純な等圧線からはいろんなことが分かるのです。
等圧線を見て分かること
では、等圧線からは実際何か分かるのかを見てみましょう。
先ほども言ったように、等圧線は気圧の分布を示すことが出来ると説明しましたが、他にもいろいろわかることがあります。
1つ目は風の強さです。
等圧線の間隔で知ることが出来ます。
2つ目は、等圧線の状態から、風の方向をある程度予測する事ができます。
3つ目は、天気です。
天気は単純に高気圧か低気圧かで判断することが出来ます。
1つの天気図上の等圧線でいろんなことが分かりますので、これからはぜひ等圧線を読んでみてください。
等圧線の読み方と書き方を具体例をあげて分かりやすく説明
では、どうやって等圧線を読めば、先ほどを紹介した風の強さや天気が分かるでしょうか?
今回はこちらの図を参考にします。
まず気圧の読み方です。
b地点の気圧は何でしょう?
実線は、4hPaごとに引かれているので、b地点は1020hPaと1024hPaの間を取って1022hPaです。
次に、風の強さです。
たとえば、aとbでは、aの方が間隔が狭いので、風が強いのです。
風の向きは、高気圧から低気圧に向かって吹きますので、基本的に気圧差による風の向きは等圧線の垂直方向になります。
最後は天気になりますが、a地点とd地点では、d地点のほうが感覚が短いので、天気が悪いと予想できます。
読み方はかなりシンプルですね、では書き方はどうでしょう?
基本的に、先ほどの図でも示してる通り、同じ気圧の点を結べば、等圧線が出来上がります。
書き方は、読み方よりも簡単ですが、注意すべきなのは、滑らかな線であることです。
等圧線の性質でも紹介しましたが、等圧線はでこぼこしないので、ぜひ気をつけてください。
まとめ
いかがでしたか?
等圧線は知ってる人も多いですが、詳しく紹介してといわれても、なかなか詳しく話せる人は少ないと思います。
ぜひ今日の記事を参考にしてみてください。
では、また。