日本シリーズでのDH制はいつから導入されたのか気になったので調べてみました。
日本シリーズのDH制導入は1985年
1984年まで、指名打者制度は採用されていなかった。
1985年からは隔年制が導入され、1985年には全試合で採用され、1986年には全試合で採用されなかった。
そして、1987年からはパ・リーグの出場チームの本拠地球場でのみ指名打者制度が採用されている。これが現在の基本ルールである。
なお、2020年は新型コロナの感染拡大に伴う特例措置として、1985年以来の35年ぶりに全試合で指名打者制度が採用された。
2021年以降はパ・リーグの本拠地球場のみの適用となっていて、元に戻っていて、これが基本ルールになっています。
また、特別な理由や緊急事態があれば、再び、全試合で導入されることもあるかもしれません。
まとめると
1985年 全試合DH制あり
1986年 全試合DH制なし
1987年から パ・リーグ本拠地のみDH制あり(セ・リーグ本拠地はなし)←今の体制
(例外:2020年は全試合DH制あり)
1985年は全試合DH制でおもしろい選手起用も!
1985年には、日本シリーズにも指名打者制度が導入され、阪神は弘田澄男を6試合すべてで2番打者として起用した。
当時、指名打者制度は隔年制が採用されていましたが、翌1986年の日本シリーズでは指名打者制度が全試合で使用されず、その後1987年からはパ・リーグ主催試合のみで毎年指名打者制度が採用される方式に変更されました。
なぜパ・リーグの本拠地開催でも指名打者制度が採用されていなかったかという理由について、NPBがセリーグを優先する方針だった可能性が考えられます。
1985年に全試合DH制が導入された理由
1985年に指名打者制度が導入され、全試合で採用されたのも、その年のセリーグ優勝チームである阪神が、真弓バース、掛布、岡田といった強力な打者を擁していたことから、彼らに有利になる可能性があるためと思われます。
まとめ
ここまでいかがだったでしょうか。
パ・リーグの本拠地でのDH制採用は勝負のカギを握ることがあるので、今ではなくてはならないものになっています。
今後はセ・リーグの球場でも採用され、全試合採用の可能性もあるので今後の動向には注目していきたいところです。