10月中旬の風物詩として楽しみにしている人が多いクライマックスシリーズの延長戦の基本ルールについてご紹介します。
クライマックスシリーズCSの延長は何回まで?
まず、延長戦のイニングの上限は、両リーグともに通常のレギュラーシーズンと同じく12回となっています。
したがって、12回を終えても試合が同点の場合、引き分けとなり、再試合は行われません。
クライマックスシリーズの試合には時間制限がなく、同点の場合は12回まで何時間かかっても続行されます。
また、引き分けも含めてステージの勝者が決まった場合、残りの試合は開催されません。
この点において、クライマックスシリーズはレギュラーシーズンとほぼ同じ基本ルールが適用されます。
ステージの勝者が確定した場合、その後の試合は打ち切りとなります。
主催者側としては、予定された全試合を開催しないことで売り上げが減少する可能性があるため、ステージ勝利の確定によって試合が中止されることになります。
ただし、未開催の試合のチケットについては、適切に払い戻しが行われるため、ファンは安心してください。
クライマックスシリーズCSは引き分けでも勝者が決まった時点で終了となり効率的な試合運営可能へ
クライマックスシリーズの試合は、通常はレギュラーシーズンでの順位が上位のチームの本拠地で行われます。
そして、プロ野球のルールに従い、本拠地チームが後攻となります。上位チームが勝つか引き分けることでステージ勝利が確定する試合では、12回表が同点で終了するか、12回裏で同点になった時点、下位チームの勝ちがなくなった時点で試合が終了します。
上位チームが勝つか引き分けで終了するかにはこだわりません。
具体例
例えば、ファーストステージの第2戦で、上位チームのTが1勝し、下位チームのGが0勝の場合を考えてみましょう。
残りの試合が2試合あり、この第2戦でTが勝利または引き分ければ、ファイナルステージ進出が確定します。
この試合で同点のまま12回表が終了すれば、そこで試合終了でTがファイナルステージに進みます。
12回表でGが得点し、12回裏でTが同点に追いつけば、試合はそこで終了し、Tがファイナルステージに進出します。ステージ勝利が確定した後、Tがその試合に勝つか引き分けるかは問題になりません。
このようなルール変更は、セ・リーグでは2013年、パ・リーグでは2015年から導入されました。
2014年のセ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージで阪神がファイナルステージ進出を決定した時に初の事例となりました。
ルール変更前の2011年、パ・リーグのファイナルステージでも同様の状況が発生し、引き分けの後も試合が続行されました。
クライマックスシリーズの延長戦に関するルールをまとめると、レギュラーシーズンとほぼ同じ基本ルールが適用され、
ステージの勝者が確定したらその後の試合は中止されます。このルール変更により、効率的な試合運営が可能になりました。
まとめ
クライマックスシリーズの試合は熱戦が続くこともあり、ファンにとっては楽しみな瞬間が盛りだくさんです。
今年のクライマックスシリーズでもどんな面白い展開が待っているか、期待が高まりますね。