山手線の読み方は「やまてせん」?名前が二通りある理由と由来について徹底解説!
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山手線の読み方は「やまてせん」?名前が二通りある理由と由来について徹底解説!

山手線 やまてせん やまのてせん99:雑記・その他
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「山手線」という言葉を聞いたとき、皆さんはどのように読んでいますか?東京を象徴するこの鉄道路線には、なんと二つの読み方が存在します。「やまてせん」と「やまのてせん」、どちらも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。山手線は、東京の中心部を円状に走るルートで、毎日数多くの人々が利用しています。

 

山手線は「やまてせん」・「やまのてせん」どっちでもいい正解!

地方出身者の疑問

最近、山口から東京に来た学生がこんな疑問を投げかけました。「山手線の正しい読み方は『やまてせん』と『やまのてせん』、どちらなのでしょうか?」地域によってはこの問題が理解しづらいこともあるでしょう。実は、駅の放送や日常会話の中で、両方の読み方が使用されているのです。例えば、電話で「今、『やまてせん』に乗っている」と話したり、友人に「『やまのてせん』で新宿に行くよ」と伝えることがあります。

 

歴史的な背景と現在の使用

外国の旅行者は、ガイドブックに「YAMANOTE LINE」と書かれているため、読み方を間違えることは少ないです。また、駅の英語アナウンスも「YAMANOTE LINE」としています。歴史的には「やまてせん」という呼び方が先にあり、現在は「やまのてせん」という呼び方が主流になっています。ですが、両方の呼び名に間違いはなく、どちらも正しいとされています。

山手線の名前の由来

山手線の誕生背景

東京の交通網の中心として知られる山手線の歴史は、大正時代にまでさかのぼります。初期の記録には「山ノ手線」との表記が見られ、「やまのてせん」と読まれていたことが伺えます。しかし、時代は流れ、太平洋戦争後に日本が連合国軍総司令部(GHQ)の支配下に入ると、読み方に変化が生じました。

「やまてせん」誕生の経緯

GHQの指示により、駅名にローマ字表記が取り入れられ、山手線は「YAMATE」と表記されるようになりました。この変更が「やまてせん」という呼び方の普及に影響を与えたのです。国鉄の職員が、線名を短縮して「やまて」と呼んでいたことが、この新しい呼び名の起源とされています。

 

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「やまのてせん」の名前に戻ったのはなぜ?

山手線 やまてせん やまのてせん

「やまのてせん」への回帰

1971年3月7日には、鉄道路線の表記が見直され、「やまのてせん」という元の呼び方が復活しました。この変更は、山手線のルートが東京の「山の手地区」を通ることに由来します。江戸時代から存在するこの地区では、地元の住民が高台を「山の手」と呼んでいました。また、「山の手言葉」と称される独特な言葉遣いも、この地域から生まれたとされています。

「やまのてせん」に戻った理由

山手線が再び「やまのてせん」と呼ばれるようになった背景には、複数の要因があります。1970年代の「ディスカバー・ジャパンキャンペーン」が、駅名や路線名を分かりやすくするための動きを加速させました。さらに、群馬県に開通した吾妻線(あがつません)との混同を避けるため、また、根岸線にある山手駅(やまてえき)との混同を防ぐためにも、「やまのてせん」という名称が再度採用されたのです。

ヨドバシカメラのCMソングも山手線の名前が時代ごとに変わっています。

ヨドバシカメラの歌 秋葉原

山手線とは?

東京の交通の要、山手線の特徴

山手線の路線図

東京の交通システムの核となる山手線は、都心を一周する環状線として知られています。この路線は約35キロメートルの長さを持ち、30の駅に停車します。一周するのに約60分を要し、3分から5分間隔で列車が運行しているのが特徴です。環状線であるため、通常の「行き先」表示とは異なり、「外回り」が時計回りの方向、「内回り」が反時計回りの方向を指しています。例えば、品川駅をスタート点とすると、外回りは恵比寿や新宿方面へ、内回りは新橋や東京方面へ進む形になります。最終列車の終着駅は、品川駅、大崎駅、または池袋駅となります。

山手線の構成と歴史的背景

一般的に環状線として親しまれている山手線ですが、実際には3つの異なる路線が合わさって形成されています。品川駅から新宿駅、そして田端駅までを結ぶのが山手線本来の区間です。一方で、田端駅から東京駅までは東北本線、東京駅から品川駅までは東海道本線の一部として運行されています。この3路線が集結して山手線となる背景には、その独特な歴史が深く関わっています。

まとめ

山手線の歴史的読み方

山手線の呼び方には、興味深い変化があります。漢字では「山手線」と表記されますが、読み方は時代によって変わってきました。「やまのてせん」から「やまてせん」へ、そして再び「やまのてせん」へと変遷してきました。現在、東京のJR線として知られる山手線は「やまのてせん」として親しまれています。

神戸の山手線と山手通り

山手線という名前は、他の地域にも見られます。たとえば、神戸市営地下鉄にも「山手線」という路線があり、こちらは「やまてせん」と読まれています。

 

さらに、東京都道317号線の別名「山手通り」もあり、こちらは「やまてどおり」と読むことで知られています。これらの異なる読み方は、少々混乱を招くかもしれませんね。

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