エクセルが動かなくなって、閉じられなくなったらどうすればいいかお悩みですか?このテキストでは、エクセルが操作できなくなった時に何をすればいいのかを簡単に説明します。
データが消えてしまわないように、自動で保存や復元する設定の仕方もお伝えします。さらに、ファイルが大きすぎたり、パソコンがそれに対応できていなかったり、設定が原因で問題が起こる場合の原因と解決法も、わかりやすく説明していきます。
エクセルを無理やり閉じる方法
エクセルを無理やり閉じるには主に3つの方法があります。
・「Escキー」か「Ctrl + Breakキー」で無理やり閉じる
・「プログラムを終了します」という選択肢で無理やり閉じる
・タスクマネージャーを使って無理やり閉じる
それぞれの方法について、もっと詳しく説明していきます。
①「Escキー」か「Ctrl + Breakキー」で無理やり閉じる
この2つのキーのどちらかを押すと、エクセルを無理やり閉じることができます。使っているキーボードにBreakキーがなければ、Escキーで試してみてください。これでダメな時は、別の方法を試してみましょう。
②「プログラムを終了します」という選択肢で無理やり閉じる
エクセルが反応しなくなったら、「Microsoft Excel は動作を停止しました」というメッセージが出ることがあります。「プログラムを終了します」を選ぶと、無理やり閉じることができます。
③タスクマネージャーを使って無理やり閉じる
他の方法でダメだった場合は、タスクマネージャーを使ってエクセルを無理やり閉じることができます。タスクマネージャーはスタートメニューで検索するか、「Altキー」+「Ctrlキー」+「Deleteキー」を同時に押して開けます。リストからMicrosoft Excelを選んで、終了ボタンをクリックすると、無理やり閉じることができます。
エクセルの予期せぬ終了からデータを守る方法
エクセルでは、バージョンにより様々ですが、「自動保存」や「自動復旧」の機能が備わっています。
特に、Excel2019や365などの新しいバージョンには、自動保存機能が組み込まれており、簡単に設定できます。エクセルの上部にある「自動保存」のボタンをオンにすることで、仕事を始める前にもデータを保護できます。
Excel2019や365より前のバージョンを使用している場合でも、自動復旧機能が使えます。この機能を作業開始前にオンにしておくことが重要です。自動保存機能と同じように、データの自動バックアップが行われます。
自動復旧機能は、デフォルトで10分ごとの設定ですが、もし頻繁にバックアップを取りたい場合は、この時間を短くすることができます。
さらに、「Ctrlキー」+「Sキー」の組み合わせで、手軽にデータを保存することができます。このショートカットを頻繁に使用することで、データを安全に保つことができます。
自動復旧設定の変更方法
自動復旧機能の設定変更は、以下の手順で行います。
- 「ファイル」タブを開き、「オプション」を選択します。
- 「保存」カテゴリーを確認します。
「自動復旧用データの保存間隔」の設定は通常、最初からオンになっています。もしオフになっている場合は、作業を始める前にこのオプションをオンにしてください。
標準の保存間隔は10分ですが、より安全にデータを保つため、3分から5分の間隔で保存することをお勧めします。
エクセルがフリーズする原因
エクセルが動かなくなる主な理由は、以下のとおりです。
●ファイルのサイズが大きいこと
複雑なマクロ、多量のデータや画像が原因で、エクセルがフリーズすることがあります。また、大量のデータを一度にコピー&ペーストしたり、行や列に色をつけることも問題を起こす可能性があります。
●パソコンの性能が足りないこと
特にCPUやメモリが不足していると、エクセルがうまく動作しないことがあります。標準的なスペックのパソコンでは通常問題ありませんが、ファイルが大きい時は性能不足が原因である可能性があります。
●カスタム設定やアドインによる影響
エクセルのカスタム設定やアドインが原因で、応答しなくなることがあります。最近設定を変更した場合は、それを元に戻してみると良いでしょう。
●エクセルのバージョンが古いこと
使用しているエクセルのバージョンが古いと、問題が未解決のままである可能性があります。最新のアップデートがあるかどうかは、ヘルプメニューで確認できます。
「参照が正しくありません」というエラーの解決法
「参照が正しくありません」というエラーメッセージが表示された時は、「Escキー」を2回押してみましょう。これで多くのエラーが解決します。特に、画像や図形の編集中に数式バーに触れた時にこのエラーが出ることがあります。例えば、画像を挿入中にキーボードを誤って触った場合などです。
このエラーメッセージが表示され、フリーズした場合も、「Escキー」を2回押すと解消されることが多いです。一度で効果がない場合は、再度試してみてください。
「参照が正しくありません」というエラーは、「Escキー」で解決できることが多いですが、エクセルが想定外の理由でフリーズすることもあるため、自動保存や自動復旧機能をいつもオンにしておくこと、そして「Ctrlキー」+「Sキー」のショートカットを頻繁に使うことが、データの安全を守るためには重要です。