日本においては、一般に年度は4月にスタートします。
私の職場でも、新しい年度の始まりは4月です。
新年度の到来は、新しい挑戦や始まりを予感させるものです。
ここで問題となるのが、「年度はじめ」という表現です。
一体、「初め」と「始め」のどちらが正しいのでしょうか?
ここでは、これら二つの言葉の違いを解説し、
適切な使い方をご紹介します。
「初め」と「始め」の意味の差
「初め」という単語は、「ある期間の最初の部分」や
「何かを始めて行うこと」を意味します。
英語でいう「first」に相当する言葉です。
例えば、「今年の初めに、生まれて初めてA5ランクの牛肉を食べました」という表現は、
年の最初に初めて経験することを指します。これは最近私が上司に話した内容です。
一方、「始め」という単語は、何かを開始する際に使用します。
英語でいう「start」に当たります。
「新しい年も始まったので、ダイエットを始めました」という言葉には、
新しいことをスタートさせる意図があります。
これも私が上司との会話の一例です。
年末年始の間に体重が増加したことが、
ダイエットを始めるきっかけになりました。
年度の「初め」と「始め」の正しい使い方
このように、「初め」と「始め」は異なる意味を持っています。
年度の開始に関する表現においては、
これらの違いを意識することが重要です。
年度の「初め」はその年度の最初を指し、
「始め」は新たな取り組みやプロジェクトの開始を表します。
以上の通り、「初め」と「始め」は異なる文脈で用いられることが一般的です。
年度のスタートに際して、
これらの言葉の違いを理解しておくと役立つでしょう。
年度のスタートに関する適切な表現
年度の開始時には、「年度初め」と「年度始め」のどちらの言葉を使うか迷うことがあります。
ここでは、どちらがより正しい表現なのかを探ってみましょう。
新しい年度がスタートするときには、
「年度始め」が適切な表現です。
これは、新たな年度が「始まる」という意味を含んでいます。
対して、
年度の最初の時期を指す場合には
「年度の初めに…」と表現するのが正しいです。
しかし現実には、これらの表現が混在して使用されることが多く、
辞書にも明確な指針がないことが多いです。
そのため、どちらの表現を使用しても一般的には受け入れられています。
特に年配の方々の中には、
「年度初め」という言い方を好む方もいます。
個人的には「年度始め」が適切と考えていますが、
書類などで「年度初め」と表記されていても、あまり問題視する必要はないでしょう。
「初め」と「始め」の使い方
「初め」と「始め」の使い分けについては、
その「はじめ」が動詞か副詞かで判断すると良いでしょう。
動詞であれば「始め」、
副詞であれば「初め」を選ぶのが適切です。
ただし、名詞的に使用する際は、
この区別が難しくなる場合があります。
そんな時は、英訳してみることをおすすめします。
「first」と「start」のどちらに近いかで、
どちらの漢字を選べば良いかが分かりやすくなります。