「南回帰線」と急にいわれ、スラスラと解説されても地理が苦手じゃなくても理解できるという方の方が少ないと思いますよ。
大丈夫です、詳しく解説していきますから安心してください。
南回帰線は何を意味する?夏至・冬至とは関係あり!?
まず、南回帰線とは冬至線とも呼ばれているように、夏至・冬至とはとても密な関係なんです。
冬至の日に太陽の南中高度が90度になるところを南回帰線といいます。
オーストラリア旅行中ということでオーストラリアを通るのは南回帰線ですね。
なんとなく、地理の授業で習ったような〜名前は聞いたことがある、なんて思いだされるのではないでしょうか。
難しい話に感じてしまいがちですが、意外と単純なんですよ。
地球には赤道と並行に南回帰線、北回帰線という回帰線が通っているんです。
南回帰線は、南半球に位置する回帰線ですからオーストラリアを中心として、ブラジルやアルゼンチン、チリや南アフリカなどの国を通ります。
南回帰線は、地球上では南緯23度26分の緯線で、北半球の冬至の日に太陽がこの緯線の真上に来ることを表しますが地球の軌道系の変化によって毎年微妙ではありますが誤差が生じています。
ここよりも高緯度で太陽が真上に来ることは一年中を通してもありません。
回帰線と太陽の角度によって季節が変わるわけですから非常に重要となる線なんですね。
南回帰線はオーストラリアのどこを通っている?そこを境に気候はどう変わる?
世界で6番目に大きいといわれているオーストリアですが、その面積は日本の約21倍といわれていますのでどれだけ広いところかはすぐわかりますよね。
そんな広いオーストリアの中で、南回帰線はどこを通っているのでしょうか。
せっかくのオーストリア旅行中、様々な地域や場所を周るかと思いますので、南回帰線はオーストリアのどこを通ってるかくらいは覚えておきたいですよね。
南回帰線はオーストリアのほぼ中心部であるノーザン・テリトリーのすぐ上を通り、クイーンズランド、ウェスタンオーストリアを通っています。
南回帰線付近の地域は年間を通して中緯度高圧帯になりますので乾燥した高気圧が居座るために雨が極端に少ない砂漠気候になります。
しかし、南回帰線と北回帰線に挟まれた地域は低緯度となるので熱帯地域と呼ばれり地域になります。
オーストラリア(南半球)での太陽の動きと家は北向きに立てる理由
日本からオーストラリアにいってなんか太陽の動きに違和感を感じませんでしたか?
旅行が楽しみすぎて太陽の動きなんて気にもしていなかったかもしれませんが、太陽はどこにいても必ず東から昇り西に沈みます。
それはもちろんわかっていますよね。
しかし、日本では東から昇って南を通り西に沈むのに対して、南半球は日本から見ると反対となるわけですから東から昇って北を通り西に沈むんです。
太陽は地球の赤道の真上を回っていて、どこにいるかによって赤道は南にあるのか北にあるのか変わりますよね。
よって太陽も反対側に見えるんですね。
そこで変わってくるのが家を建てる向きです。
日本では日当たりを考えて南向きに家を建てるのが一般的ですね。
南半球でも日当たりを考えて家を建てるとなるとやはり北向きが一般的になるんですよね。
オーストラリアの人に日本は家を南向きに建てるんだよなんていったらオーストラリアの人は不思議に思ってしまうかもしれませんね。
オーストラリアにいる時にぜひ家の向きを見てみてくださいね。
まとめ
南回帰線についてなんとなくはわかりましたか?
ガイドさんの話もなんとなくで聞いているよりも意味が分かって聞くとより楽しく感じるかと思います。
オーストラリアって本当に良いところが多くて楽しみがいっぱいですよね。
せっかくのオーストラリア旅行まだまだこれから満喫してきてくださいね。