年々厳しさを増す夏の暑さに、秋の涼しい風が待ち遠しくなっています。今年はどの時期から爽やかな秋を感じられるのか、多くの方が関心を寄せていることでしょう。
高温や熱波が続くと、体だけでなく心にも負担がかかります。そんな中で、いつ頃秋の気配を感じ始めることができるのか、その目安を知ることは重要です。
この記事では、各地での秋の到来時期の目安や、暑い季節を乗り越えるための秋の先取りポイントをご紹介します。
今年の夏の終わり、秋の始まりはいつ?
今年も続く厳しい暑さ。いつ頃から涼しさが訪れるのかが気になるところです。
最新の長期予報では、「平年より高温」という予測が目立っています。気象庁のデータでは、日本の平均気温は年々上昇しており、特に近年は高温が目立っています。
長期予報では、「今年の夏は例年より暑く、残暑も長引くでしょう」との見方が主流です。気象庁によると、過去数十年で猛暑日は約3倍、熱帯夜も倍増していると報告されています。
このように、いつ涼しくなるかについてのはっきりした答えを出すのは近年難しくなっています。
続く残暑、秋の遅れの傾向
猛暑日の増加に伴い、最近は残暑が長引き、秋の訪れが遅れる傾向にあります。
統計を見ると、暑さが長引く年が多くなっており、秋が遅くなるばかりか、冬も暖かくなっています。しかし、1993年や2003年、2009年などは涼しい夏が全国的にありましたし、2014年や2015年には西日本で涼しい夏が観測されたこともあります。
残暑が長引くことはあるものの、思いがけず早く秋が訪れる年もあり、そこに少しの希望を見出せるかもしれません。