レストランでのお食事は、家庭で作るごはんとは異なる、特別な味わいや、手の込んだ料理を味わえる楽しい時間ですよね。
そんな外食の楽しさに魅了されて、頻繁にレストランへ足を運ばれる方も多いのではないでしょうか。
中でも、豪勢なフルコースを出すお店は特別感がありますが、その多さにお腹がいっぱいで食べきれなくなることもありますよね。
そんな時、食べ残した料理を持ち帰ることはできるのでしょうか?
また、食べきれずに料理を残すことはマナー違反にあたるのでしょうか?
これについて、今回はいくつかのポイントを調査してみました。
食べきれなかったフルコース、持ち帰りは可能?
お店で出される豊かなフレーバーのコース料理は魅力的ですが、時にはお腹がいっぱいで全てを食べきれないこともあります。
そんな時、残った料理をどうにかしたいと思うのは自然なことですよね。
では、食べきれなかった時の持ち帰りは許されるのでしょうか?
実は、これはお店によって対応が異なります。
持ち帰りOKのレストランもあれば、NGとするところもあります。
持ち帰りが認められない理由としては、食品の安全性が関わってくることがあります。
持ち帰りになった料理は、レストラン側での管理ができなくなります。
そのため、もし持ち帰った後に問題が発生した場合、原因がお店にあるのか、それとも他にあるのかを判別するのが難しくなるのです。
このようなリスクを避けるために、お店では持ち帰りを許可しないか、許可しても自己責任であることを前提とすることが多いんです。
だから、もし持ち帰りたいと思ったら、黙って持ち帰るのではなく、必ずお店のスタッフに確認を取るようにしましょう。
フルコースを残すときのエチケットは?
豪華なコース料理は量も多く、時にはお腹が満たされてしまい、すべてを食べきれないことも。
そんな時、食べ残しはマナー違反になるのでしょうか?
食事の際、可能な限り出された料理を完食するのが一般的なエチケットですが、残さざるを得ない場合もあります。
食べ残す際には、少しの気遣いが必要です。
食べ残した料理は、ナイフを使ってお皿の右側に寄せることがポイントです。
これにより、お皿を整然と見せることができます。
その上で、ナイフやフォークはお皿の右側にきちんと並べて置きます。
この方法であれば、スタッフがお皿を下げる際にマナーを守ったと理解してもらえます。
ただし、これはあくまでも一つの方法です。
西洋料理にはフランス式、イギリス式、日本式といった様々な食事のスタイルがあり、それぞれで適切なナイフとフォークの置き方が異なります。
場の雰囲気や文化に合わせて使い分ける知識があると良いでしょう。
和食の場合は、食べ終わった皿をひとつずつ食卓の外側に置くことで、下げる準備ができていることを示します。
コース料理におけるナイフ・ホークの置き方
ナイフとフォークの置き方は、文化や場面によって異なるため、一概にこれといった正解はありませんが、基本的なガイドラインをいくつか覚えると良いですよ。
以下に、覚えやすいポイントをご紹介します。
1. 「時計」をイメージする方法
食事が終わった際には、ナイフとフォークを時計の「4時20分」の位置に置くことが一般的です。
ナイフの刃はフォークに向け、ハンドルは右下に、フォークは内側を上にしてナイフと平行に置きます。
2. コースの間の置き方
コースの合間に置く場合は、ナイフとフォークを「8時20分」の位置にクロスさせて置くと、まだ食事を続ける意思があることを示せます。
3. 文化に応じた置き方
ヨーロッパ
ヨーロッパの一部では、ナイフとフォークをテーブルの中央に平行に置くことで食事の終了を示します。
アメリカ
アメリカ式では、ナイフとフォークを皿の中央で斜めに交差させて置くことがあります。
4. 和食の場合
和食では、箸を箸置きに戻すか、皿の前に横に並べて置くことで食事の終了を示します。
これらの基本的な置き方を覚えるとともに、レストランごとに異なる場合があるため、実際に訪れたレストランやその文化圏のエチケットを確認することも重要です。また、レストランのスタッフに尋ねることで、その場での正しいマナーを学ぶこともできます。
ナイフとフォークの正しい使い方や置き方は、練習と経験によって自然と身につけることができるので、心配しすぎずに、まずは基本をマスターしてみてくださいね。
まとめ:コース料理の持ち帰りについて
コース料理を完食できなかった場合の持ち帰りは、店舗によって対応が異なります。
衛生管理の観点から、持ち帰りを最初から断っているレストランもあれば、可能としている所もあります。
持ち帰りを許可している場合でも「自己責任で」という条件がつくことが一般的です。
無意味なトラブルを避けるためにも、勝手に持ち帰ることは避け、レストランの方針を確認しましょう。
また、食べ残しは避けたいところですが、必ずしも問題視されるわけではありません。
食べ残す際には、適切なテーブルマナーを用いて意思表示をすることが求められます。
フランス式、イギリス式、日本式といった様々なスタイルがある西洋料理や、作法が全く異なる和食など、食事の形式に応じたマナーを学ぶと、どんな場面でも対応できますね。