七五三のお参りが無事に終わり、ほっと一息。ですが、その際に受け取ったお札やお守り、破魔矢について「どう扱ったら良いのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
神社からの授与品は、失礼なく扱いたいものです。そこで、これらの授与品の適切な扱い方を詳しくご紹介します。
七五三のお札の飾り方
お札をどう飾れば良いのか、特に神棚がない家庭では戸惑うかもしれません。
しかし、神棚がなくても問題ありません。大切なのは、お札を粗末に扱わないことです。
子供の守護を祈る意味でも、1年間きちんと祀りましょう。
お札は、日当たりの良い部屋の高い位置に飾ります。
神様を見下ろすのは失礼なので、常に見上げる位置に置くことが大切です。
リビングがおすすめで、文字が南か東を向くように設置します。壁に貼る場合は、お札を傷つけないよう注意してください。
以下は、私の実践しているお札の祀り方です:
・切り込みにお札を挟む。
・画びょうやテープで厚紙を壁に留める。
この方法は七五三に限らず、厄払いや家内安全のお札にも適用可能です。
七五三のお守りの取り付け方
お札の扱いを理解したら、お守りの扱いについても見ていきましょう。
子供の身を守るため、七五三のお守りは普段から持ち歩くのがベストです。
幼稚園や小学校に通う年頃の子供なら、ランドセルやバッグに取り付けると良いでしょう。
3歳の場合は、ママがポーチなどに付けて持ち歩くのも一つの方法です。
お守りは、できるだけ子供の近くに置いておくのが望ましいです。
七五三のお札とお守りの処分方法
七五三で頂いたお札やお守りの処分方法について、皆さん気になる点があるかと思います。
ここでは神社からの授与品の適切な処分方法をご説明します。
お札もお守りも、基本的には1年間を目安に取り替えるのが一般的です。神道では新しいものに力が宿るとされ、古くなったものは新しいものに交換する習慣があります。
例えば、ご祈祷を受けたのが11月の場合、翌年の11月頃に七五三をお参りした神社に返納しに行くのが良いでしょう。
神社の社務所で直接返納することも、古札納め所に自分で納めることもどちらも可能です。
「必ず1年後に!」という厳格な決まりはありませんので、年が明けた初詣で返納するのも良い方法です。
この時、新しいお札やお守りをいただくこともできますが、返納だけでも問題ありません。
1年間守ってくださった神様への感謝の気持ちを、お賽銭箱の前で手を合わせて伝えるのが、礼儀として適切です。
まとめ
七五三で頂いたお札は、南か東を向けて目線の高い位置に祀ります。
お守りは、可能な限り子供のそばに置くのが望ましいです。
授与されたお札やお守りは、1年を目安に返納し、お参りの際には感謝の気持ちを伝えましょう。