こんにちは。
先日、中学生になったばかりの娘が「どうして、南極には大陸があるのに、北極には大陸がないの?同じように氷があるところなのになぜ?」と聞いてきました。
そういえばと思い、世界地図を広げてみても「南極大陸」とは書いてありますが、「北極大陸」は書いてありません。
今回は、南極・北極のことを詳しく調べて見ました。
南極には大陸があるが北極にはない理由
地球は地殻変動などにより陸地が動いていますが、偶然!たまたま!南極には大陸があり、北極には大陸がありません。
いろいろ調べて見たのですが、偶然としか言いようがないようです。
答えになっていないかもしれませんが、まだ学問上解決されていないようなのです。
北極と南極の氷の厚さはどのくらい違う?
では、南極と北極には一体どんな違いがあるのでしょうか?
「南極大陸」というように、南極の分厚い氷の下には大陸、つまり土の部分があります。
地球上で5番目に大きな大陸で、大きさは約1400万㎢です。
オーストラリア大陸のほぼ2倍の大きさがあるそうですので、かなり大きな大陸だということがわかりますね。
南極大陸のうち98%は氷に覆われています。
南極の氷の厚さは平均しても約2㎞もあるそうです。
2㎞の高さはどのくらいかと思い調べてみると・・・333mの東京タワー約6個分を積み上げた高さです!
富士山が約3000mですので、南極の氷の厚さの方が少し低い・・・ということになります。
一方の北極ですが、地面である部分がありません。
北極の氷の部分は冬になると厚くなり、夏になると溶けています。
北極の氷の厚みは・・・なんと最大で10mくらい!
圧倒的に南極の氷の方が分厚いのです。
北極と南極はどちらが寒くて過酷?
氷の厚さで北極と南極の違いがわかってきましたね。
では、南極と北極、どちらの方が寒いのでしょうか?
答えは・・・南極です!
意外でしょう!?
私も北のほうが寒いのが普通なので、あなたと同じように北極のほうが寒いと思っていましたよ。(笑)
このようにあえて問われた場合は寒くないほうを選ぶというも戦略のひとつなので正解された方はおめでとうございます。
山でも、低いところより高いところの方が寒い(涼しい)ように、南極の氷の厚さと北極の氷の厚さを比べると、200倍も南極の氷の方ば厚いのです。
実際に気温を調べてもいても、北極の気温は平均気温は-6.2度で、最低気温は-42.2度です。
一方の南極の気温はというと、平均気温が-54.4度で、最低気温はなんと-79.7度なのです。
南極の方がどうしてこんなにも寒いのかというと、大地がある上に氷があるので、熱の放出が大地に遮られているのです。
北極はというと、海の上に氷が浮いている状態です。
海の水は絶えず動いているので、熱の変化が起こりやすいのです。
ちょうど、冷凍庫の氷はお皿の上に、もう一つは水を張ったボールの中に入れてさらに水を少しづつ足しているのと同じ状態ですね。
北極・南極はどこの国?行き方と旅費はどのくらいかかるの?
「もし南極と北極、行けるとしたらどうやって行くの?」と更なる娘の質問に興味が湧いて、旅行好きな私も興味が出てきました。
南極への行き方と旅費
ちなみに、南極はどの国のものでもありません。
『南極条約』というものがあり、南極地域の平和的利用を定めた条約です。
『旅行』として行く場合、なんと南極ツアーも旅行会社から販売されています。
南極旅行の行程を見てみたところ、日本からアルゼンチンのブエノスアイレスへ飛行機で行き、さらに最南端のウシュアイアまで飛行機で行きます。
ウシュアイアから船に乗って南極を船でまわる旅です。
南極周辺にはペンギンがいますので、船上から愛らしい姿を見ることもできるかもしれませんね。
そして、南極にはポストもあるそうですよ!
旅の記念に自分に・友人に、手紙を出して見ることもオススメです!
南極ツアーのお値段は羽田又は成田出発で1,600,000円〜2,800,000円です。
北極への行き方と旅費
一方の北極は、『北極圏』のことを指しています。
北極圏にある国はというと・・・アイスランド・アメリカ合衆国・カナダ・スウェーデン、デンマーク(グリーンランド)、ノルウェー、フィンランド、ロシア連邦と様々な国が北極圏に存在しています。
ツアーを探してみたところ、エリアによってコースが分かれていましたので、北極点に行くツアーを見てみました。
フィンランドのヘルシンキに集合した後、さらに北にあるムルマンスクまで飛行機で行きます。ムルマンスクからは船の旅で北極点(北緯90度)へ行きます。その後周辺のヨーゼフ諸島を観光して、バレンツ海を通って、ムルマンスクへ戻ってくる内容です。
このツアーのお値段は約3,206,666円〜5,039,366円だそうです。
ですが、日本からヘルシンキまでの金額は含まれていません。
また、ロシア領を通ることにもなるので、別途ロシアのビザも必要です。ロシアはなかなか難しい国なので面倒くさい手続きですね。
以前ロシアにツアーで行ったことがあるのですが、事前に旅行会社にパスポートを送ってビザをとってもらいました。日本とロシアは平和条約がないからビザがいるんでしょうが。早く平和条約を結んでほしいですね。
また、シロクマに会いたいのであれば、コースを変えてヨーロッパ北極を選ぶことをお勧めします。
南極・北極いづれにしても、「一生に一回の旅」になりそうですね。
夢を壊すようで申し訳ないですが、庶民が行くにはとても難しそうです。
逆に宇宙旅行のほうが安くなるかも知れないので、宝くじでもあたればぜひ一度いってみたいですね。(笑)
まとめ
ここまでいかがでしたか?
今回調べてみて、南極も北極も行こうと思えば行くことができることに驚きました。
「なんとなく北より、南が暖かい」というイメージも「南極大陸」と「氷の厚さ」で認識が変わってきましたね。
中学生の子供だけでなく、まだまだ多くの人に知られていない「南極と北極」を、周りの人に自慢しちゃませんか?