クリスマスは”イエス=キリストの誕生日”とされていますが、12月25日がイエス=キリストの誕生日とされる資料はないといわれています。
では、クリスマスって実際は何を祝う日なんでしょうか?クリスマスの起源はどの国からなのか、本来は何を祝う日なのかみなさんにお伝えします。
何も知らずにただただイルミネーションを楽しんで浮かれている日…なんて、恥ずかしいですよね。
クリスマスの起源はミトラ教
ミトラ教とは「太陽神ミトラス」を主神とする宗教のことで、ローマ帝国で、キリスト教が広まる以前に最も盛んだとされている宗教なんです。
実は、このミトラ教こそがクリスマスの起源と考えられています。
ミトラ教では、冬至のお祭りが大切な催しとして行われていました。
冬至がなぜ信者たちにとって大切な日とされていたのかというと、冬至は「ミトラスの生誕を祝う祭り」とされていたからです。
その冬至というのが12/25なのです。
つまり、12/25に祭事を先にしていたのはミトラ教なんです!
どこが始まり?ミトラ教はどこの国から広まった?
ミトラ教は古代ローマに降盛した宗教です。現在における国の考えでいくと、イタリア・ギリシャ・トルコ・ドイツ・ロシア・フランス…とあげたらきりがないほど関わりのある国が存在します。
その総数は、40を超える国々になります。
ミトラ教が信仰している太陽神ミトラスはイラン・インドの地域において重要な神であったとされています。
現在ある国と比較するのは非常に難しいみたいです…。
なぜ?キリスト教が起源とされているの?
キリスト教は3世紀ごろにヨーロッパ中のいろんな宗教を吸収しながら拡大していったといわれています。
今でいう政治家のやっている選挙戦略のようなものでしょうか。
100人の人たちが10:20:30:40という比率で力比べをするとします。結果は、単純に人数が多いほうが勝てますよね。
じゃぁ、10人の集団が勝つためには他のところから応援がほしいわけなので、自分たちの意見に賛同してもらって力比べで勝てる人数に増やす必要があります。
宗教だって、信仰してもらうためには勢力を強める必要があるということですね。
宗教の拡大をしていく中で、吸収した宗教の行事をなくさないことで反発が起こることを防いだのではないかと考えられています。
しかし、ミトラ教の12/25の祭事をそのまま引き継いだのではキリスト教の行事とはならないため、イエス=キリストの降誕というのは後付けではないかとされています。
あくまでもいろんな資料を紐解いたわたしの解釈ですが、簡潔にまとめると…
12/25に祭りごとを広めたのがキリスト教だったから、クリスマス=キリスト教の説が広まっていったということです。
イエス=キリスト降誕説がこんなにも広まったの?
クリスマスの起源について調べてみると世の中はこんなにも情報であふれかえっているのかというほど様々な説が書かれていますが、定説というものはなくどこから嘘でどこまでホントなのかわからないくらいたくさんのことが書かれています。
インターネットで検索したらなんでも出てきちゃう情報社会って怖いね…。
〇一番広まっている説
一番多くの人に知られているこのキリスト教の説はどうやって広まったのか気になりますよね?
あくまでもいろんな資料を紐解いたわたしの解釈ですが、簡潔に言ってしまえば、「12/25にキリストのためにこんな祭事をやってるよ」とより多くの人に広められたのがキリスト教だったから。と、いうことではないでしょうか。
まとめ
定説がないってことは、言ってしまえば「言ったもの勝ち」状態っていうことですね。
それでも、できるだけ今わかっている正しい情報を手にしたいのであれば、たくさんある情報の中からホントに記されているものが何なのかを自分なりに精査していくことが重要です!
検索ワードをいれたらすぐに結果が出てくる現代ですが、本というツールを利用してみるのもいいかもしれませんね。
クリスマスの起源については、あいまいなことだらけ…というのが、正直なところです。
知らなくて恥ずかしいなんてことはなく、知ってるふりして鼻高々に話すほうが恥ずかしいかもしれませんね(笑)