お子さんたちがスライムで遊ぶのはとても楽しいですよね。
ひっぱったり、こねたりしているうちに、気づけばスライムが髪の毛にくっついちゃって大変!必死に取ろうとしても取れなくて、結局は髪を切るはめに…なんて経験、お持ちではないですか?
でも、ご安心を。髪の毛についたスライムは、案外簡単に落とすことができるんですよ。今回は、そんな時のためのお役立ち情報をお伝えします。
髪に付いたスライム、どうやって取る?
大事なのは、スライムが髪についたら早めに対処することです。時間と共にスライムは固まってしまうので、早ければ早いほど簡単に取れます。
スライムがまだ新鮮なうちは温水で、時間が経って固まってしまったらお酢で落とす、この2つの方法があるんです。
それでは、それぞれの方法を見ていきましょう。
温水で流す
温水はスライムにとって天敵のようなもの。特に熱すぎず、冷たくないぬるま湯が効果的です。
まずは、スライムが付いた部分をお湯にしっかり浸します。洗面器にお湯を溜めて、髪をもむようにしてスライムを落としていきましょう。
もしも髪にスライムのかけらが残ってしまったら、コームで梳かしてみてください。コームを使うと、細かい部分までキレイに取れますよ。
最後にシャンプーでしっかり洗えば、スライムはきれいさっぱり。タオルで拭く前に、スライムが残っていないかをしっかりチェックしましょう。
お酢で取る
スライムが固まってしまったら、お酢の出番です。お酢を使うときは、直接ではなくお湯で薄めた酢水を作ります。
酢水の作り方は簡単。ぬるま湯500mlに対して、お酢を大さじ1杯混ぜるだけ。
髪の毛が長ければ、酢水に浸してみましょう。短い髪や前髪には、酢水を含ませたタオルで包んでパックする方法が効果的です。
酢のにおいは少し強いので、換気をしながら行いましょう。しばらくしたら、お湯でよく洗い流しシャンプーをしてください。
もしスライムが残っているようであれば、コームで優しく梳かしてください。最後にタオルで拭く前に、再度チェックを忘れずに。
スライムで遊ぶのは子供たちにとって最高の楽しみの一つですが、ちょっとしたトラブルも。でも、この方法を覚えておけば、そんな時もすぐに解決できますね。
なぜお酢を使うとスライムはとけるの?
スライムって、特別な成分がからんで、ぷるぷるとした手ざわりが生まれるんです。その成分っていうのは、ホウ酸とPVAっていう物質。PVAっていうのは、細い糸みたいなものがくもの巣みたいに絡み合って、その中に水がぎゅっと閉じ込められているから、スライムはもちもちしているんですね。
でもね、このPVAをくっつけているホウ酸が、お酢に入ってるさっぱりした成分やレモン汁のすっぱい成分と出会っちゃうと、ホウ酸が変身しちゃって、PVAとの絆が弱まるんです。そうすると、PVAはほどけてしまって、スライムはとろけていくんですよ。
だから、スライムを溶かすのには、お酢だけじゃなくてレモン汁もバッチリ効果があるってわけ。お酢がないときは、レモン汁で代用できるので、こころにとめておくといいですよ。
スライムを溶かすのに、お酢やレモン汁の代わりに使えるもの
スライムを溶かすのに、お酢やレモン汁の代わりに使えるものとしては、ベーキングソーダ(重曹)、または食器用洗剤などが挙げられます。これらはスライムの化学結合を弱めて分解する性質があります。
ベーキングソーダは、水に溶かしてペースト状にしたものをスライムに塗り、しばらく置いてから洗い流すと効果的です。
食器用洗剤は、油分を分解する力を利用して、スライムを手や布から落とすのに使えます。
どの方法を使う場合も、素材を傷めないように、目立たない部分で試してから使用することをおすすめします。
また、どの対処法も、スライムと素材の種類によっては適さないことがあるので、慎重に行ってください。
まとめ
もしスライムが髪についちゃったら、まずはお湯でささっと洗うのがコツ。これで簡単に取れます。
でも、気づかずに時間がたってガチガチになっちゃったら、お酢やレモン汁の出番です。これらには、スライムを溶かす力があるから、カーペットや洋服についた厄介なスライムもスッキリ!
お酢やレモン汁がスライムとけるマジックリキッドだってことをおぼえておけば、どんなときもパニックにならずに対処できますね。
困ったときのスライム対策、参考にしてみてくださいね。