秋は、食欲の秋として知られています。
さまざまな秋の味覚が楽しめます。栗拾いに行く機会もあるでしょう。
栗を拾うのは楽しいことですが、いざ食べようと思ったとき、どうすればいいかわかりますか?
初めて栗拾いに行ったとき、虫がいたり、栗があまり甘くなかったりして、失敗しました。
実は、栗は簡単に茹でて食べられると思っていたのですが、それは大きな誤解でした。
まず、虫に関しては、拾う段階から注意して選別しましょう。虫が体に害を与えることはありませんが、食べたくはないでしょう。
ただし、虫食いの栗はどうしても見落としてしまうことがあります。そのため、下処理が非常に重要です。
美味しい栗を食べるための重要なポイントは次の3つです。
1.虫食い栗の選別と駆除
2.冷蔵庫での保存
3.甘みが増す茹で方
これらの手順をしっかり実行すれば、美味しい栗を楽しむことができます。
以下、詳細な手順を説明します。
栗拾いで拾った栗の虫よけ選別法と食べ方
最初に虫食い栗を選別します。
虫に食べられている栗は美味しいことを意味しますが、虫ごと食べたいわけではありません。
虫の存在はトラウマにつながることもあるので、注意が必要です。
まず、家に持ち帰る前に平らな場所に栗を置いてみてください。
白い粉がついている栗は虫に食べられている可能性が高いため、これらは捨ててください。
次に、栗を塩水に半日以上浸けてください。
浮いてきた栗は捨てましょう。
塩水の濃度は3%が適しています。
浮いてくることは、虫による被害だけでなく、でんぷんが不足して浮くこともあるためです。
でんぷんが不足すると、栗の甘みも不足します。
これで、ほぼ選別作業は完了ですが、卵が残っている可能性もあるため、孵化する前に虫を駆除しましょう。
80度のお湯で1~2分茹でるだけで虫が退治され、同時に栗の甘みも増します。茹でた栗はお湯の温度が冷めるまで放置してください。
この間に、栗のでんぷんが糖へ変わり、甘みが増します。
冷蔵庫と冷凍庫を使い分けよう! 栗拾いで拾った栗を長持ちさせるコツ
栗は冷蔵庫で1カ月保存することで甘さが4倍に増します。
虫退治の際に水気をしっかりと取り除いてから陰干しし、完全に乾燥させてください。
湿った状態ではカビが生える可能性があるため、注意が必要です。
乾燥したら、穴のあいた袋に入れて冷蔵庫で1カ月保管しましょう。
1カ月以内でも3日ほどで違いが分かるでしょう。
湿気がたまらないように、袋に穴を開けておくことが大切です。
冷蔵庫のチルド室があれば、チルド室で保存することをおすすめします。
1カ月を過ぎると、栗の甘さは減少します。その後は密閉容器に入れて冷凍庫に移すことで、最良の状態で保管できます。
殻を剥いた状態でも、殻のままでも保存できるため、用途に合わせて保存しましょう。
冷凍すれば、6カ月程度保存できます。
茹でて美味しい栗拾いの栗! 色々な食べ方を楽しもう!
下処理が完了したら、調理に進みましょう。
栗の茹で方をシンプルに紹介します。
栗は殻をむいた状態で茹でても問題ありませんが、殻が付いたまま茹でることで旨みが逃げず、茹でた後の殻の剥きやすさが向上します。
茹でるために、鍋に塩と水をたっぷり加え、沸騰させます。
沸騰したら栗を入れ、弱火に切り替えます。
約40~50分茹でたら完成です。
茹で上がったら、お湯が冷めるまで放置してください。
この時間が殻を剥きやすくし、余分な成分を取り除くのに役立ちます。
茹であがった栗は殻を剥いてそのまま食べたり、スイーツに使用したり、栗ご飯に加えたりすることができます。
旬の栗を様々な料理で楽しむことができます。
まとめ
栗を拾ってきたら、すぐに下処理を行いましょう。
下処理を怠ると、虫がわいて栗が食べられなくなる可能性があります。
最も甘い状態で食べるには、冷蔵庫で1カ月保存が必要です。
下処理を早めに行わないと、栗が悪くなる恐れがあります。
無駄にしないために、栗を拾ったらすぐに下処理を行いましょう。
下処理と冷蔵保存が完了したら、冷凍庫で6カ月保存できます。
好みに合わせて焼いたり、蒸したり、煮たりして、美味しく楽しんでください。
栗拾いは、新鮮で美味しい栗を楽しむ楽しい思い出になります。
最後まで楽しく美味しい栗を楽しんでください!