今回は美容室で日常的に発生する「切った後の髪の毛」について考えてみましょう。
美容室は多くのお客様に利用される場所で、主要なサービスの一つは髪を切ることです。
一つの美容室では、毎日何人も、何十人も、時には何百人ものお客様の髪を切ります。
これによって大量の「切った後の髪の毛」が発生しますが、これらの髪の毛は一体どうなっているのでしょうか?
もしかして、ウィッグやかつらの素材として再利用されたり、売られたりしているのでしょうか?
この記事では、これらの疑問に答えていきますので、ぜひ続きをお読みください。
美容院で切った髪はどうするのか?
髪を切った後、その髪の行方について気になりますよね。
結論から言うと、普通に「事業ごみ」として出すのが一般的です。
少し厳しい言い方かもしれませんが、実際には捨てるだけのものなのです。
髪の毛は大量に出ることがあり、45リットルのゴミ袋がすぐにいっぱいになってしまうこともあります。女性の髪の毛が男性よりも多いことが多いです。
美容院で切った髪はウィッグとして再利用できる?
一方、髪の毛を捨てるだけでなく、それをウィッグ(練習用マネキン)などに再利用できるのではないかと考える方もいるでしょう。
それについても考えてみましょう。
美容師や理容師は、練習用マネキンとしてウィッグを使っていることをご存知かもしれません。
ウィッグは練習用のマネキンです。ウィッグに使われる髪の毛は、100%人毛、100%化繊(化学繊維)、混合毛などさまざまですが、その多くは中国やベトナムから輸出されているものです。
つまり、ウィッグに使用される髪の毛は、主に東南アジアの女性から提供されるもので、カラーリングなどが行われていない髪の毛が多いのです。
そのため、日本人の髪は比較的傷んでいるため、ウィッグ用には適していないのです。
したがって、美容室で切った後の髪の毛をウィッグとして再利用することはほとんどありません。
美容院で切った髪は売れる?
切った後の髪の毛が売れることはほとんどなく、美容師の中でも売却を考える人はいません。
再利用の道もほとんどないのです。
そのため、残念ながら捨てることが一般的です。
再利用の機会は難しいため、処分するしかありません。ま
た、一度切ってしまった髪の毛は再利用が不可能で、長さなどが変わってしまうため、事業ごみとして処分されます。
美容師はお客様の髪の毛を切るためのハサミと、ウィッグの髪の毛を切るためのハサミを使い分けており、再利用は難しいのが現状です。
まとめ
美容室で大量に出る「切った後の髪の毛」は通常、単に「事業ごみ」として処分されます。
この髪の毛をウィッグにしたり再利用することはできません。
ウィッグ、つまり練習用マネキンは、主に中国やベトナムから供給される髪の毛で作られています。
これらの髪の毛はカラーリングなどの処理を受けていない東南アジアの女性のものが使われます。
ウィッグの髪の毛も、一度切ってしまうと再利用はできません。
結局のところ、切った後の髪の毛は捨てる以外の選択肢がほとんどありません。
いくつかの髪の毛が痛んでいないと感じて、「これでマネキンに使えるかもしれない」と考える方もいるかもしれませんが、東南アジア系の髪と比較すると、ウィッグの髪の毛としては適していないのが実情です。
しかし、髪の毛は多く出るため、何か別の方法で利用できるといいですね。