教育実習を行う際には、実習校への連絡が最初のステップです。
「何を話せばいいのか」「上手く話せるかな」といった不安を抱える方も多いでしょう。
しかし、適切な時期や時間帯、話すべき内容を理解しておけば、あとは落ち着いて話すだけです。
今回は、実習校への電話マナーや話し方のポイントをまとめた役立つカンペをご紹介します。電話を控えている方は、是非一読して、活用してみてください。
教育実習の電話:小学校へかける時期
教育実習を受けるには、まず母校への連絡が必要です。
しかし、「いつ頃連絡すればいいのか」と疑問に思うことでしょう。
一般的には、教育実習の前年度の4月下旬から5月頭にかけるのがベストです。
例えば、大学4年生で実習を希望している場合、大学3年生の5月頭までに連絡するのが適切です。
4月上旬は新学期の始まりで学校は忙しいため、この時期に連絡するのは避けた方が良いです。
また、5月頭までに連絡することが重要ですが、ゴールデンウイーク前が理想的です。
実習生の受け入れを先着順で行う学校もあるため、遅れると実習の機会を逃す可能性もあります。
電話が早すぎると学校のスケジュールが未定のことも多く、逆に遅くなれば実習期間が後ろ倒しになることもあります。そうした背景を考慮し、4月下旬から5月頭にかけての連絡をおすすめします。
教育実習の電話:最適な時間と話し方のコツ
教育実習の申し込みにおいて、電話のタイミングは非常に重要です。
先生方が忙しいため、いつ電話すればよいか、どのように話せばよいかは気になるところです。
一般的に、最適な時間帯は
午後の場合は『16~17時』
です。これは、朝の忙しい時間を避け、昼休みの忙しさも考慮した時間帯です。
ただし、担当の先生が授業中である可能性もありますので、その場合は名前と都合の良い時間を聞いておくと、後で確実に連絡が取れます。
また、終業後の17時を過ぎると業務時間外になるため、気をつけましょう。そして、土日は休日なので連絡は避けるべきです。
さらに、電話をかける際の会話の流れとしては、以下のような形が一般的です。
教育実習の申し込みの旨を伝える。
会話が他の担当者に取り次がれたら、再度自己紹介をする。
日程の打ち合わせを行い、確認のために日時を復唱する。
電話を切る前に感謝の言葉を述べる。
電話をかける際は、丁寧な言葉遣いとはっきりとした話し方を心がけましょう。
緊張により早口になることがあるため、深呼吸して落ち着いて話すことが大切です。
また、念のためメモと筆記用具を用意しておくと安心です。
教育実習の電話:カンペ活用でスムーズな連絡を
教育実習の連絡の際、まず重要なのは、電波の良い静かな室内で電話をかけることです。
屋外での雑音や電波の不安定さは、相手に悪い印象を与えかねません。
以下に教育実習先への電話の際の会話例をご紹介します。この例をイメージトレーニングとして活用してください。
「もしもし、お忙しいところ失礼します。○○大学○○学部3年の○○です」
「次年度の教育実習の件でお電話しました。担当の先生はいらっしゃいますか?」
「教育実習担当の先生ですね、お待ちください」
「お電話変わりました、○○です」
「お忙しいところ申し訳ありません。私、○○大学の○○です。次年度の教育実習をお願いしたく」
「そうですか、当校の卒業生ですか?」
「はい、○年度卒業です。担任は○○先生でした」
「わかりました、では○月○日○時に打ち合わせはいかがですか?」
「かしこまりました、○月○日○時に伺います」
「お忙しい中ご対応ありがとうございました。よろしくお願いします」
「では○月○日お待ちしています。失礼します」
緊張するのは当然ですが、丁寧な言葉遣いとはっきりした話し方を心掛けましょう。
緊張で早口になることがあるので、深呼吸をしてから電話をかけるのが良いでしょう。
また、メモと筆記用具を用意しておくと、先生の言葉を忘れずに記録できます。
基本的な電話マナーと伝えるべき内容を事前にまとめておけば、スムーズな会話が可能です。
電話先の先生に良い印象を持ってもらえるように、明るく元気な声で話すことが大切です。
まとめ
電話の適切な時期は『教育実習前年度の4月下旬から5月頭』。
電話の時間帯は『10~11時』または『16~17時』が好ましい。
明るく、丁寧に、ゆっくりと、はっきりとした口調で話すこと。