梅雨が明けたらすぐに夏休みですね。
この間、一緒の職場の女性が、夏休みの悩みの話をしていました。
実は小学校高学年の息子さんがいるとのこと!
「夏休みの間、もう学童は利用できない年齢になってしまったし、実家からは子供だけでもおいでよって言われているけど私が往復するほど時間もお金の余裕もないの」とのことでした。
飛行機で子供が一人で乗るときにはキャビンアテンダントさんがサポートしてくれるって話を聞いたことがあるのですが、新幹線はどうなんでしょう?
今回は「新幹線に子供が一人で心配だったけれど大丈夫だった」体験談をまとめてみました。
新幹線に子供だけ乗るのに年齢制限はないけど・・・
子供一人での新幹線利用についての年齢制限は特に設けられていないんです。
ですが、さすがに1歳児を単独で乗せることは考えにくいですよね。航空機とは異なり、新幹線では6歳や7歳からといった明確なサポート年齢の基準はないのです。
しっかりした子であれば低学年でも行けるでしょうし、普通の人であれば高学年くらいからが無難かもしれません。ただ、子供によるので難しいところ。車掌さんなどのサポートをしっかり受けられるのであれば安心ですよね。
お子様を新幹線に一人で乗せるかどうかは、親御さんにとって悩ましい選択かもしれません。年齢が6歳を超えていても、普段からじっとしていられないと感じる場合は、一人での乗車は避けた方が無難ですね。何よりもお子様の安全が最優先ですから。
子供が自分のチケットで指定された座席を見つけることができ、長時間静かに過ごせる性格で、何か問題が生じた際に周囲に助けを求めることが可能であれば、一人での新幹線旅行も考えられるでしょう。
新幹線に子供が一人で乗った時の車掌さんのサポートは期待できる?
新幹線に車掌さんのサポートをお願いできるか調べてみたところ、『グリーン席には専属の客室乗務員がいるので降りる駅を伝えておき、声をかけてもらうことができる』
とのことでした。
一般の新幹線の席では期待ができないようです。
子供を一人で新幹線に乗車させるのであれば、完全に自己責任になるようです。
ですが、事前の準備と親御さん、祖父母のサポートで小学生の一人で新幹線に乗れそうですよ。
まず、事前にチェックしたいことは次の項目です。
・降りる駅を間違えないか
・途中で寝てしまい、乗り過ごしをしてしまわないか
・車内に忘れ物をしたり、盗難に遭わないか
・切符の管理がちゃんとできるか
・知らない人について行ったりしないか
です。
上にあげた項目ができるようになるのは早い子供でも小学校2・3年生〜、大体小学校の高学年、4年生以上かと思われます。
4年生以上であっても、不安要素がある場合はやはり新幹線に一人で乗車させることはやめたほうが賢明でしょう。
さて、事前チェックは全てクリアできている場合は「一人で新幹線にのせる」ことになりますが、これにも事前の準備が必要です。
・時計のアラームを準備する
子供だけで行くことができそうか尋ねたときに、不安そうであれば無理強いはしないほうが良いでしょう。
又、時計のアラームは降りる駅の少し前の時間にセットしてあげることで乗り過ごし防止ができます。
日頃からキッズ携帯を持っているようであれば、キッズ携帯を持たせてあげて下さいね。
以上の準備ができたところで、いよいよ日程決めと切符の手配です。
・指定席切符を手配しよう
日程を決め切符を手配すると、何時に出発して何時に目的の駅までつくことができるかがわかります。
切符は指定席を取るようにして下さいね。
小学生の子供一人で自由席を選択してしまうと、落ち着いて新幹線に乗っていることができません。
「何度か一緒に乗っているから大丈夫」と安易に考えないで下さいね。
自由席ですと席の確保が難しく、意外とアナウンスもよく聞こえないケースがあります。
窓からも駅名がよく見えるわけではないので、「どの駅に着いたのか」もよくわからなくなることがあります。
・指定席を取るなら乗降口近くがオススメ
もし万が一降りる支度に戸惑ってしまっても、同じ駅で降りる人がいれば焦ることなく準備することができます。
又デッキと各車両の出入り口の乗車席側には、案内表示があります。
進行方向に向いた状態で、前から5番目くらいの席までははっきり見ることができるので、乗降口近くがオススメです。
一列目には窓がないので、2列目以降がオススメです。
できるだけ隣に大人が座らないように席の取り方にも工夫を
兄弟が3人であれば、三人がけの席を横一列に取ることをオススメします。
二人兄弟であれば、二人がけの席を横一列にとりましょう。
一人だけで新幹線に乗車する場合、トイレに何度か行くようであれば二人がけの通路側をとりましょう。
トイレの心配がない場合は窓側がオススメです。
先ほども書いたように、一列目には窓がありません。
前の座席の背もたれに簡易机がついていますが、小学生にとってシートに深く座ると簡易机に手が届かなくなります。
窓が横にあると、ちょっとしたお菓子や飲み物をおくことができるので便利ですよ。
できるだけ隣に大人が座らないようにしたいのは、お菓子の包みを開けたり、お菓子を食べる音に敏感な大人もいるためです。
また、子供を危険に晒さないようにしたい場合は、不特定多数の大人との接触はできるだけ避けたいもの。
どんなに親切に声をかけてきたとしても、名前や電話番号の個人情報は漏らさないこと。
持ち物の名前も外から見えやすい位置には書かないほうが良いです。
ここまでの準備ができたら、子供との準備に入ります。
・持ち物は自分で用意をさせて、できるだけ1つにまとめる
荷物はたくさん持たせないように、リュック1つくらいが目安です。
大きな荷物を網棚にあげることができないし、あげてもらっても自分で下ろすことができないと降りるときに大変困ることになります。
足元に置いても邪魔にならないリュック1つくらいが目安です。
・何を持って行くか迷ったときには、大人がリストを作成する
全て子供一人で準備するには不安もありますので、リストを出してあげるだけでもサポートしてあげて下さい。
・乗る駅、降りる駅がちゃんと言えるか確認する
紙に書いて持たせるのも良いですが、言えるようにしておいたほうが良いです。
紙はバックの中にしまっておきましょう
・困ったことがあれば駅員・車掌に頼むように伝える
乗り過ごしたとき、忘れ物をしてしまったとき、体調が悪くなってしまったとき、など助けが必要なときは駅員さん、車掌さんにお願いするようにしましょう。
・切符は無くさないように注意するよう伝える
とても大切なものだということを理解させるようにしましょう。
どうしてもなくしてしまったときは、駅員さんに相談をしてくださいね。
当日には親御さんが駅まで送っていき、新幹線に乗るまで見届けてあげると子供さんも安心しますね。
新幹線で車掌さんがどこにいるのかをしっかり確認して困ったらすぐに相談できるようにしておくと安心です。
小学生の子供がグリーン車に乗っても大丈夫?その時の料金はいくらかかる?
先にも書いたように、グリーン車には専属の客室乗務員がいます。
子供が初めて一人で新幹線に乗るのであれば、客室乗務員のサポートを期待してグリーン車に乗車させる方法もありでしょう。
料金は、乗車料金の子供料金+特急料金+グリーン車料金 になります。
グリーン車料金には子供料金がありませんので、大人と同じ料金になります。
グリーン車というところはゆったりとした座席・静かな空間です。
特別に料金を払うことにより、時間や空間を購入している人もいます。
ですから、じっとできない、静かにできないようであれば子供はグリーン車を利用しないほうが賢明です。
子供一人で新幹線に乗せるのは何歳から?実際に子供を載せて東京から大阪に行かせた時の経験談を暴露!その後の息子の行動にも大きな変化が!?
出発駅には親がいて、到着駅のホームにお迎えの祖父母がいる、と状況であっても、やはり幼児は一人で乗せないほうがようでしょう。
また、兄弟と一緒であっても、どうしても騒いでしまう、何かと周りに迷惑をかけてしまうようであれば子供だけで新幹線に乗車はさせないほうがようでしょう。
ある程度自分のことは自分で判断ができる年齢になってから、というと早くても小学校2・3年生〜だと私は思います。
乗り換えが多くなるのであれば、やはりしっかりしているかが鍵になってきます。
我が家の場合、何度か東京から実家のある大阪まで小さい頃から何度か新幹線と在来線を乗り継いで帰省をしていた点もあるかと思いますが、小学2年生の夏休みの時に上の息子を一人で新幹線に乗せてみました。
新幹線のホームまで一緒に行き、出発まで見送りました。
その後、母に何号車に乗ったかを電話で伝えました。
新大阪の駅のホームには母に迎えに行ってもらいましたが、約3時間は新幹線の子供一人きり。
電車に乗ることも見ることも好きなので、前から3列目の窓側席に座らせました。
夏休みで、ビジネスマンが多そうな時間を避けて出発時間は9時台のはじめの時間にしました。
途中どうしてもお昼をまたいでしまうので、出発前にコンビニで好きなおにぎり1つだけを選ばせ、お菓子は2つ選ばせました。
(夏だったので、じかにチョコレートではないコアラの〇〇と、あまり手が汚れないソフトキャンディー)DSを持たせましたが、音は出さないことを約束させ、他に本も持たせました。
普段は3つ下の弟と一緒に親に甘えるタイプだったので心配はしていたのですが、新幹線ひとり旅をしてみたあとは、しっかりしてきたような気がしました。
母も、「乗り換える先の電車の番線もちゃんとわかっていたわよ」と言っていました。
「あ、なんだちゃんとできるじゃん」とホッとしました。
今年は下の息子も小学1年生に上がったので、「お兄ちゃんと一緒におばあちゃんの家に行ってみたい」と言っています。
普段年齢の違う二人が一緒に遊ぶことがないですが、夏の新幹線の二人旅を通してどんな風に変わって行くのかが楽しみです。
新幹線の車掌がどこかについては以下の記事を参照ください。
まとめ
いかがでしたか?
普段甘えたさんな子供でも、ひとり旅をしてみるとちょっと成長して行きます。
「新幹線に乗せるほど遠くに実家がない」
「初めから新幹線に一人で乗せるのは心配」
という方は、バスでどこか公共施設に行ってみる、からチャレンジしてみることもいいですね。
小さな「できた!」が子供の大きな成長に繋がって行きますよ。