あなたは恵方巻の由来を知っているでしょうか?
また、その由来を説明することは出来ますか?
説明する時に思わず男性の下ネタなどを口にしてしまった方もいらっしゃると思います。
しかし、子どもにはそんな下品な下ネタで説明することは出来ませんよね。
ここでは子どもに恵方巻の由来などを説明する時、下ネタや下品なことを口にせずに伝えるポイントをご紹介します!
恵方巻きの由来が下品な遊びという説があるけど?
さて、恵方巻を丸かぶりして食べることを説明する時、下ネタを扱う人もいますが、恐らく誰かに下ネタとして聞いたものを他の誰かに伝えていく…という形で広まりました。
しかし何故下ネタに繋がったのか、下品なネタの招待を知らない人は多いのではないかと思います。
この下ネタの由来は大正時代にさかのぼります。
大正時代、大阪にあった花街において、この時期に漬けあがるお漬物、お新香を巻いた巻き寿司をその年の恵方を向いて食べていました。
しかし、花街に遊びに来る旦那衆が、巻き寿司を男性の象徴に見立てて遊女に食べさせる遊びが流行し、それが現代でも下ネタとして伝わっているのです。
恵方巻きの由来と歴史
節分の日にその年の恵方と呼ばれる縁起のいい方角を向いて、恵方巻という巻き寿司を一本、丸かじ¥ぶりしますよね。
豆まきと共にすっかり浸透しているこのイベントですが、由来や歴史を知っている方というのは意外に少ないのではないでしょうか?
恵方巻の由来や起源はいろいろな説があるので、これと言った決まったものはなく、またそれぞれの説についても信憑性が少ないものやまったくないものまであると言われています。
しかし、恵方巻の丸かぶりが始まったのは江戸時代末期から明治時代の初めで、大阪の商人の間から生まれたものだというものはいくつかの説の中での共通点になっています。
そのため、大阪の商人の間から始まったというのはかなり有力な説だと言えますね。
恵方巻きの方向は5年後も同じ?
「その年の縁起のいい方向」イコール「恵方」を向いて丸かぶりしますが、その方向というのはどのようにして決められているのか知っていますか?
恵方というのは歳徳神という神様がいらっしゃる方向で、歳徳神という神様はその年一年の福の全てを司っているのです。
そのため、その歳徳神がいらっしゃる方向である恵方を向いて。恵方巻を丸かぶりして食べることで、一年の福を願うのです。
神様がいらっしゃる方向である恵方は、西暦の年号の下一桁で決まります。
下一桁が0か5の時は西南西、1か6の時は南南東、2か7の時は北北西、3か8の時は南南東、4か9の時は東北東です。
つまり、方向は4方向しかいので、五年後にはまた同じ方向になるということです。
2018年は下一桁が8ですから、恵方は南南東になり、五年後の2023年は下一桁が3ですから2018年と同じく南南東になるというわけです。
子供に向けて説明する時の3つのポイント
子どもに向けて説明する時には分かりやすい言葉で、誤魔化さずに正確に伝えたいですよね。
でも実際に説明するとなるとなかなか難しいことだと思います。
そこで3つのポイントをご紹介します。
まず1つめは「巻き寿司は今年も元気に過ごせますようにって神様にお願いしながら食べるんだよ」ということを教えてあげましょう。
次に2つめは「神様にお願いしながら食べるから、途中でおしゃべりしたり口を離したりしないでね」と。
最後に3つめは「お寿司を残すことは神様に失礼だから、全部食べようね」と説明します。
すると子どもは恵方にいらっしゃる神様にお願いごとをしながら真剣に巻き寿司を食べてくれるでしょう。
まとめ
恵方巻にはどういう由来や歴史があり、恵方巻の方向についても、男性の下ネタについても理解して頂けたのではないかと思います。
子どもに説明することがいちばん難しいことだと思いますが、その子が知っている言葉で、興味を引くようにはなしてあげれば、きっと伝わります。
素直な子どもが素直に覚えたら困るので、説明する時には、絶対に下ネタを口にしないでくださいね。