ツバメの巣は縁起物とされていますが、それも一部の話。実際には、巣が作られることによる様々な問題も無視できませんよね。
ツバメの巣がある家では、フンの掃除はもちろん、寄生虫の問題に直面したり、ヒナを狙って蛇やイタチが現れる可能性もあり、唯一の利点だけではないリスクも伴います。
つらいかも知れませんが、巣を作らせない方が良い理由がその存在のメリットを上回る場合、最初から巣作りを断絶させ、早めにその計画を断念させるべきです。
そこで、その方法について詳しく見ていきましょう。「ツバメの巣の縁起の良さは知っているけど、我が家では避けたい」と思っている方々に、ツバメの巣を作らせない最善の方法をご紹介します。
ツバメが巣を作るのを防ぐためには、いつ始めるべきか?
ツバメの巣立ちを未然に防ぐには、早めの対策が鍵となります!
自宅の車庫や裏庭など、ツバメが巣を作る可能性がある場所は、事前に特定し、ツバメにとって居心地が悪いように改変することが一番の解決策です。
ツバメは一度好きな場所を見つけるとそれを離れない傾向があるため、特に昨年巣立ち場所となった場所には注意が必要です。ツバメが移動する時期を予測し、その前に対策を施すことが効果的です。
既に巣作りが始まっている場所についても、直ちに対策を取り、ツバメが諦めるまで対策を続けることが大切です。
ツバメの産卵後に巣を壊すと、法的な問題が起こる可能性があるので、注意しましょう!
ツバメの巣を防ぐための対策は、ツバメが卵を産む前に開始することが最重要です。ツバメが卵を産んだ後に巣を壊す行為は、「野生生物保護法」に違反し、刑罰の対象となる可能性があるからです。
心配であれば、行政、法律の専門家に相談するようにしましょう。
巣を取り除く際に、都道府県知事や市町村長の許可があると確実ですが、それはなかなか手間がかかります。そのため、ツバメが卵を産む前に巣立つことを十分に阻止するのが最良の手段とされています。
では、具体的な対策と、それを開始すべき適切なタイミングについて詳しく述べていきましょう。
対策1:敵性動物のおもちゃを設置する!
以前にツバメに巣を作られた経験があり、今年こそは阻止したいという思いがあるなら、ツバメの天敵であるカラスやヘビのおもちゃを事前に置くといいでしょう。
これはとても簡単な対策ですが、巣作りの場所を探している段階でツバメがおもちゃを見つけ、巣立ちをあきらめるケースもあるので、その効果に期待が持てます。
ヘビやカラスのおもちゃは、おもちゃ屋さんやネットで手に入れることができますから、ツバメの飛来時期の前に事前に対策を取ると良いでしょう。
ツバメにとっては少々厳しいかもしれませんが、早い段階で巣作り意欲を阻止することで、ツバメ自身の損失も最小限に抑えることが可能です。だからこそ、巣を作らせない対策として、この方法が最も推奨されます。