あなたは、あなたのお父さんやお母さんが、自分たちの学生時代の卒業アルバムに見入っている姿を見たことがありませんか?
お父さんやお母さんにとって、学生時代の卒業アルバムは懐かしくて、貴重なものなのです。
でも、最近は個人情報保護法や肖像権関連の問題に、過剰に反応して卒業アルバムを作成していない学校もあるようです。
あなたは、卒業アルバムについて、個人写真撮影はは拒否できるのか?
写真撮影日に欠席していいのかな?
と疑問に思っていませんか。
また、不登校の人はどうなるのかも調べてみました。卒業式は欠席できるのでしょうか。
卒業アルバムの保管方法、捨てるかどうかの考え方も後半で書いていきます。
どうぞ、参考にしてください。それではいきましょう。
卒業アルバムへの掲載を避ける方法
もし卒業アルバムへの写真掲載に心配がある方もご安心ください。写真の掲載を辞退することは可能です。卒業アルバムは、卒業証書のような公式文書ではなく、記念品に過ぎません。法的な強制はなく、将来的に使用する機会もほとんどありません。
担任の先生に写真掲載を希望しないと伝えれば、掲載されることはありません。
ただし、通常、卒業アルバムは全員掲載が基本です。
一部の先生は全員掲載を望む場合もありますので、掲載拒否の意志を伝える際には、その理由をきちんと説明し、先生方の立場にも配慮しましょう。
卒業アルバムに一部だけ登場する方法
「クラスの皆とは顔を合わせたくないけれど、名前を完全に残さないのは寂しい」と感じる場合、全体写真には映らず個人写真のみ掲載するという選択肢もあります。
過去の写真の掲載を避けたい場合は、事前に担任の先生に写真を確認し、掲載を辞退することができます。ただし、度が過ぎた要求は先生にとって不快になることもありますので、協力してもらえるよう丁寧に交渉しましょう。
卒業アルバムは購入必須?
学校によっては、不登校でも卒業アルバムの強制購入がある場合がありますが、法的な拘束力はありませんので、購入を拒否することも可能です。
ただし、学校が業者に事前に発注しているため、完成後に購入を求められることがあります。
卒業アルバムは高額です。プロのカメラマンの雇用、耐久性のある製本、編集などの人件費により費用がかかります。購入を希望しない場合は、早めにその意向を伝えることが必要です。卒業式直前では、購入費用の全額を負担しなければならない可能性があります。
買っても一度見て捨てるくらいであれば、買わなくてもいいと思います。デジタルであれば、味気ないものの場所を取らないんですが。
卒業式への不参加は可能?
卒業アルバムの掲載を拒否したにもかかわらず、卒業式への出席を迫られることもあるかもしれません。
しかし、卒業式に参加しないことも可能です。
卒業式は単なる記念式典であり、通常の欠席手続きを行うだけで問題ありません。
経験者が語る卒業アルバム写真撮影日に欠席した時の経験
卒業アルバム写真撮影日に欠席した経験者の方々の経験談です。
・そういうキャラとして残ってしまうから、あまりよくない気がする。
・アルバムに載っていないことが恥ずかしい。
・アルバムに載っていないことに不満はない。
そもそもなんでくだらない、集合写真を撮る必要があるのかと思う。
・中学の卒業アルバムで、不登校だったから仕方がない。
しかし、今の技術ならナチュラルなかんじで合成できそうだけど、してくれていない。
・卒業アルバムをもらったが、撮影の日は、自分は大学受験で撮影できなかった。
自分の写真も載っていると思ったのに載っていなかった。
昨年までは合成で載せていたが、今年からは合成では載せないことになったと説明されたが、自分だけ写真も名前もアルバムになくて、自分がそのクラスに存在していないようで、納得できない。
・そもそも高校の思い出のアルバムに載らないのは、普通に考えておかしいのではないか、10年後開いたときにいなかったら、思い出せない友達もいるのではないか。
このように、卒業アルバムに対しては、関係ないと思う生徒や非常に思い入れを持っている生徒もいるんですね。
ちなみに私は卒業後1,2回見ただけでお蔵入りしています。
場所を取るので捨ててもよいと思っています。
何度か捨てるものリストに入れましたが、親にこれは捨ててはいけないよと半強制的にリストから外され戻ってきました。(笑)
あなたは卒業アルバムを一生とっておきますか?
卒業アルバムを取っておくか捨てるかについての、ある調査では、5人に1人の割合で捨てているそうです。
捨てる理由は、「良い思い出がない」ことだそうです。
内訳を見てみますと、
男性の方が卒業アルバムを捨てる割合が多く、男女ともに年を取るごとに捨てる割合が減ってきています。
ただし、理由は分かりませんが、女性の50代と60代では捨てる割合が逆転して、60代の方が50代の女性より倍近く捨てています。
逆に男性は50代に比べて、捨てる割合が約半分に減っています。
長持ちする卒業アルバムの保管方法
大切な卒業アルバムです。
ししか、アルバムを押し入れに保管しているのではないでしょうか。
押し入れは湿気の多い場所です。
アルバムは紙でできています。
湿気は紙が劣化するのを早めます。
つまり、押し入れは卒業アルバムを長持ちさせるのではなく、早く劣化させるので保存に適さないのです。
長期保管したいならば、以下の4点に気をつけるとよいです。
・湿気を避ける
湿気は悪臭やカビの発生原因ともなります。
アルバムのページの貼り付きもおこしてしまいます。
・窓辺を避ける
窓辺には直射日光が当たり、紙の劣化を早めます。
・スキャンしてデータ化する
アルバムをスキャンしてデータ化すれば、厚いアルバムを保管する必要はなくなります。
・トランクルームを利用する
コンテナ型のトランクルームは野ざらしのため、湿気等で紙の劣化を招きますので、空調の効いたトランクルームを利用する。
卒業アルバム、卒業証書はいらないならば、断捨離するのもありかもしれません。
まとめ
卒業アルバムの個人写真撮影を拒否することはできますし、欠席するのも個人の自由です。
しかし、学校生活の思い出がいっぱい詰まっている卒業アルバムです。
卒業して何十年も経って卒業アルバムを見ると、学校生活の思い出が昨日のことの様に蘇(よみがえ)ってきます。
撮影していないと、卒業アルバムを遡って作ることはできません。
拒否したり欠席する前によく考えてくださいね。