今の時代、仕事もゲームも連絡を取るのもパソコンやスマートフォンを使ってしますよね。
特に仕事においてはなくてはならないツールの一つです。
出先でも仕事をしなければいけない時に何かと必要になってくるのはwifi環境です。
出張などで新幹線に乗っている間に終わらせたい仕事がある事も少なくない中、東海道新幹線では2009年頃から設備の関係でwifiを利用できるそうですが速度が少しばかり遅いと評判を受けているそうです。
実際のところはどうなのかを調べてみました。
東海道新幹線の無料wifi
東海道新幹線では、誰でも簡単に「Shinkansen Free Wi-Fi」というネットワーク名(SSID)を使用できます。
この無料Wi-Fiを利用するには、メールアドレスまたはSNS(FacebookやTwitter)での登録と認証が必要ですが、パスワードは必要ありません。
認証がめんどうだけど、無料で使えるのは大きい。
【東海道新幹線の無料Wi-Fiについて】
- 誰でも無料で利用できる
- 1日に何度でも利用できる
- 1回の接続時間は30分
- メールアドレス、またはSNS(Facebook、Twitter)で登録(認証)が必要
- 登録から21日経過すると、再登録が必要になる
- 災害時には、誰でも無料で登録なしで利用できる
実際東海道新幹線のwifiは遅いと聞くけど、どのくらい出るの?どういう仕組みになっているのか?
まずは東海道新幹線のwifiについての仕組みを簡単に説明します。
もう10年以上前の話になるのですが、以前は新幹線は沿線にある基地局と車両にたてたアンテナで通信を行っていました。
その後「LCX」と呼ばれる同軸漏洩ケーブルというものが全線に敷かれて無線通信ができるようになり、車内の公衆電話やラジオ放送などもその回線を使って通信されるようになりました。
さっきも書きましたが、2009年ごろにそれがデジタル化されて列車無線に余裕ができたところにお客向けのインターネット接続サービス、いわゆるwifiに利用しているんだそうです。
通信速度は最大値で約2Mbpsだそうなので、一般的なwifiルータ(数百Mbps~1Gbps以上はある)に比べるとかなり遅く感じます。
実際に使用してみるとインターネットを開くのにかなり時間を要するので憤りを感じる事が多く思いました。
つい4G(LTE)に接続してしまうほどにはイライラしてしまいました。
関連記事:新幹線のwifiは30分で切れるので、切れるたびに接続しないといけませんが、なぜそのようなめんどくさいことをしないといけないのかの理由が気になったので調べてました。
新幹線の社内のwifiでできること、できないこと
JR東海の説明では通信速度が理論上ですが新幹線一編成あたり最大約2Mbpsとなっていて「動画の閲覧は難しいがメールやインターネット閲覧などのビジネスユースには十分対応できる通信速度」との事です。
確かに理論上では対応できる数字ではありますが、なかなかそうはいかないみたいです。
仮に定員の全員がwifiを使うことを前提に考えると、N700系の定員は1,323人に対して、利用可能な人数は120~130人という事になります。
そう!まさかの1割程度分の容量しかないのです。
その上、高速で走る新幹線では基地局が頻繁に切り替わってしまうため、ページの読み込みに時間がかかってしまったりタイムアウトになってしまう事が多々あるようです。
そのため、公式でも説明があるように読み込みに時間がかかる高画質の動画の閲覧は難しく360p、480p程度の標準画質の動画、メールの送受信など短時間でできる事は可能という事になります。
要は「暇つぶしにはそこそこ使えるけど、あまり期待しない」という事が結論でいいんじゃないでしょうか。
東海道新幹線はN700系に統一、車内wifiが契約不要でそこそこ快適に使えるように大進化!!
東海道新幹線は2020年3月のダイヤ改正でN700系に統一されてたので、契約不要で全車両でも使えます。700系以前の車両は勇退しました。
N700系はwifiも使えて、乗り心地もよく車体傾斜装置で速度を下げずに走れる部分も多くなったので、快適ですよね。
ちなみに、2018年夏から随時、wifiが整備されたみたいです。
山陽新幹線はこだまで500系、700系というN700系でない古い車両が残っていますが、wifiは使えるみたいですよ。
2021年10月から、東海・山陽新幹線のN700S車両で、7号車(普通車指定席)および8号車(グリーン車指定席)において、新しい無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」が使えるようになったので、ネット環境を重視するならばこちらを選ぶのもよいでしょう。
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ただし、無料wifiのセキュリティは要注意、過信しないように!!
東海道新幹線の無料Wi-Fiは暗号化されていないため、個人情報の入力や金銭に関わる操作を行う際には潜在的な危険性があります。東海道新幹線だけでなく、あらゆる公衆Wi-Fiでいえることですが。
通常は、インターネット検索や動画視聴などの軽い利用に留めておくことが賢明です。
安全にインターネットを利用したい場合は、WiMAXのモバイルルーターやポケットWi-Fiを携帯しておくことをお勧めします。
小容量のデータであれば、モバイル通信を使うのもいいでしょう。
これにより、新幹線内だけでなく、カフェ、商業施設、営業先などでも安全にインターネットを利用できます。
また、屋外でもWi-Fi環境を整備しておくと、多くの場面で便益があるでしょう。
まとめ
という訳で、今回は東海道新幹線のwifiについて書かせていただきましたが参考になるものはありましたでしょうか?
仕事で使うにも暇つぶしに使うにも、そこそこ快適にサクサク使えるネット環境が整備されて、快適に移動できそうですね。
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