鉄道ファンだけでなく、鉄道に全く興味がない人にも人気の500系ですが、のぞみから引退してはや10年がたつのですね。
のぞみから引退してこだまになったときは最強のこだまが誕生して多少違和感も覚えたものですが、慣れてしまいました。
EVA500系が2018年の5月13日に運転が終了するということを見て、500系こだまがいつ引退するのか3つの可能性について考えてみました。
また、500系のぞみの復活の可能性についてみていきます。
2024年2月に新情報が発表されました。
後継はN700系8両編成
24~26年度にこだまでも使えるようにN700系8両編成を4編成短縮化して投入して、500系4編成を置き換えるようです。500系は完全引退ではなく、2編成は残ります。
残った2編成は27年以降も走る可能性は高いといえるけど、どうなるものか。
完全引退ではないですが、500系の先が少し見えたような。
今後の情報に注目です。
500系こだまは山陽新幹線からいつ引退するのか予想してみた
500系こだまの引退は今さくらで使われているN700系の8両編成がこだまに転用される時だと思います。
時期として転機を迎えるのは2020年代前半だと思います。
2020年には700系が引退して、N700Sという新型車両が運転を開始します。
N700系S編成の8両編成が2020年前半に山陽・九州新幹線で運行を開始するのでその時に500系は引退、運転終了になるでしょう。
500系は700系レールスター車両と同時に引退となるだろうという声が多いですが、確かにその可能性は高いです。
しかし、500系は1997、1998年くらいに製造され、2008年東海道新幹線ののぞみから引退するまでのぞみ専用として長距離を酷使されてきたので700系レールスター車両より前に引退すると思います。
それに対して、700系レールスター車両は2000年ごろの製造で山陽新幹線だけの運用なので、500系よりも走行距離も少ないので。
関連記事:500系の元グリーン車の6号車の指定席は快適でした。
500系と700系の同時引退も可能性は低い?
ただ、同時に引退する可能性もあります。
それはこだまを300キロ運転車両に統一しようという時です。
ただ、山陽新幹線は駅間が短かったり、こだま号はのぞみやひかり、さくらの退避で300キロ運転の効果は少ないので、N700系と700系レールスター車両の混在は問題ないと思います。
デジタルATCの導入によりこだまの速達化が実施されましたが、東海道のように運行密度が高くないので車種の統一は急ぐ必要がないので、500系と700系レールスター車両の同時引退の可能性は低いと思います。
後継車両である東海道から引退した700系が500系こだまを引退させる?
過去の事例から東海道から引退する車両が短編成化して古い車両を置き換えるということも考えられます。
なので、700系の最後の方につくられた車両がJR西日本に移籍して短編成化して700系レールスターと一緒に運用されるということです。
その時は塗装を700系レールスターと一緒にしたら面白いですね。(笑)
300系は構造上短編成化が困難で、短編成化されず16両のまま引退しましたが、その他の0系、100系はいずれも最後の方につくられた編成はJR西日本に移籍して短編成化され、再利用されています。
0系は国鉄がJRに変わるとき、JR東海に100系が行く代わりに、車齢が若い0系がJR西日本に引き継がれました。
その0系がひかりレールスターの前身であるウエストひかりとして運転されて、2008年の最後まで走った0系となりました。
100系もJR東海の後期者は1991年製造であったものの、2003年の品川駅開業の全車両270キロ化に伴い引退することになりましたが、
0系の後継の100系をつくるのにJR西日本の車両では足りなかったため、JR西日本に移籍してこだまに使われました。
100系は先頭車が電動車ではない車両があるので、新幹線の先頭車を中間車に溶接してくっつけたりする作業もあったようです。
なお、100系でもJR西日本のV編成であったグランドひかりは先頭車が電動車だったため、そのまま使えたようです。
東海道も700系が引退すればN700系だけになります。
ただ、本数が500系同様9本しかなかったため本数が足りなかったのです。
ちなみに500系は16両ののぞみで使われていたのは9編成あったのですが、1編成が廃車になったため、現在こだまで使われているのは8編成です。
現在、V2編成がEVA新幹線として使われています。
EVA新幹線ことV2編成も5月13日のEVA新幹線運転終了後どうなるのか去就が注目です。
EVA新幹線の終了が500系こだまの引退のきっかけになるかもしれません。
500系こだまの後継車両は現在さくら号で大活躍中のN700系の8両編成になることは間違いなさそうです。
これまでと同じように新しい車両であるN700系S編成の8両編成がみずほ、さくら、ひかりに入り、古いN700系8両編成がこだまに転用されて使われると思います。
山陽新幹線では300キロを超える運転は予定されていないから、N700でもN700Sでも走行性能や所要時間は変わりなさそうですが。
100系が500系以降の285キロ運転車両に統一された時以上の変化はあまり感じられずに古い車両が寿命を迎えたから交換という感じになりそうです。
過去の古い0系を新しい0系で置き換えた感じですね。
新幹線の中で最もドラマティックに変わったのが、東海道新幹線が300系以降の270キロの高速車両で統一された2003年10月の品川開業ダイヤですね。
新幹線の車両性能が飽和して十分高い性能なので仕方ないですが、0系、100系、300系、700系が混在して運転されていた2001,2年ころがさまざまな新幹線を見ることができて楽しい時代だったと思います。
500系が引退する時はきっと東海道はN700系1種類になっているんでしょうね。山陽はしばらく1種類になることはないだろうけど。
500系のぞみの復活はあるのか
500系のぞみの復活ですが、引退が近くなるとあると思います。
さよなら運転では東海道は無理でしょうけど、山陽区間ではこれまでの系列を考えると必ず行われるはずです。
JR西日本としては愛着がない300系ですらのぞみ609号として運転されたのですから。
500系のぞみが復活する頃は500系が引退する前ということで悲しい気持ちになりますが、新しい時代への移り変わりとして受け入れましょう。
個人的には500系が通過線を通過する姿が見たいので500系ひかりを復活させてほしいです。
前は1年間限定で岡山~広島間でしたが、1日1往復でもいいから新大阪~博多の山陽新幹線の全区間での運用してほしいなあ。
500系のぞみが限定で復活した模様。
まとめ
ここまで500系こだまがいつ引退するのかを予想してみました。
最近あまり新幹線に乗ることがなく、あまり詳しい素人の予想ですが参考にしていただければ幸いです。
EVA新幹線なかなか時間が合わずに乗ることができそうにないのが残念ですが、500系の今後の活躍にますます期待しましょう。
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