カラオケは、現代エンターテインメントの一翼を担っています。
多くの人々が、飲み会の後や集まりの場でカラオケを楽しんでいることでしょう。
中には、趣味として週に一度のペースでカラオケを楽しむ熱心なファンもいるかもしれません。
カラオケは私たちの生活に根付いた、自由な感性を表現する場所と言えるでしょう。
しかし、多くの人がカラオケの語源やその歴史についてはあまり知らないことも多いです。
この記事では、カラオケの由来や、その発祥の地に関する興味深い情報をお届けします。
カラオケの背景に関心がある方は、是非ご一読ください。
カラオケの正式名称は「空のオーケストラ」
カラオケは「空のオーケストラ」という意味があり、元々はラジオ放送や音楽業界で使われていた言葉です。
生演奏ではなく、伴奏のみの録音テープを使うことから、この名が生まれました。
前川洋一郎氏によると、カラオケの言葉の起源には宝塚歌劇団の楽団員ストライキが関わっています。
1956年、宝塚歌劇団の公演中にストライキが発生した際、松下電器が提供した伴奏テープによって公演が続行されましたが、その際オーケストラボックスは空であったことから「カラオケ」と呼ばれるようになりました。
カラオケの発祥は日本
カラオケの発祥地は日本です。1960年代後半、カセットテーププレーヤーにマイクを接続し、オリジナルの楽曲に合わせて歌う機械がスナックに設置されたことが起源とされています。
1970年代初頭には、「8トラック式小型ジュークボックス」にマイク端子が付き、日電工業の根岸重一氏が伴奏テープを使用したサービスを提案しました。
その後、井上大佑氏が手作りの8トラックプレーヤーを開発し、伴奏テープをセットにしてスナックでレンタルサービスを開始しました。
これが全国に広まり、カラオケの人気が高まったのです。
昔のカラオケボックスの魅力
カラオケ産業の初期段階では、主にスナックでのお酒を楽しむ席での遊びとして利用されました。
しかし、1985年に船舶用コンテナを改造した屋外型カラオケボックスが登場し、若者たちの間でも広く受け入れられました。
これによりカラオケはスナックという限られた空間から解放され、様々な場所で楽しめるようになりました。
昔のカラオケボックスは、隠れ家のような空間であり、友達や恋人と一緒にプライベートに楽しむことができました。
カラオケ産業の未来
新型コロナウィルスの流行を受けて、カラオケ産業は大きな転換期を迎えています。
従来の歌唱中心のサービスから、WEB会議や映画鑑賞など多目的な空間へと進化し始めています。
自宅でのカラオケ体験が容易になる中、店舗型のカラオケ業界も新たな価値提供に向けての挑戦が求められています。
今後のカラオケ産業の動向から目が離せません。