ひなあられの意味や四季の由来を保育園の子供に簡単に説明する方法についてご紹介します。
改めて聞かれると、そういえば答えられない…。
ましてや質問者が保育園の子供となると、子供でも理解しやすいようにかみ砕いた言葉で説明しなくてはなりません。
「あぁ…困った!」なんてことになる前に、しっかりおさらいをしておきましょう。
そして子供たちに「分かった!」と笑顔にしてあげましょう。
ひなあられの由来
まず、「ひなあられ」の由来についておさらいしておきましょう。
「ひなあられ」とは、ピンク色・黄色・緑色・白色などカラフルに着色されたあられのことを指します。
その昔、子供たちが外で「ひな遊び」をする際に持って行くおやつのようなものとして親しまれていました。
この「ひな遊び」とは別名「ひなの国見せ」とも呼ばれており、ひな人形でお人形遊びをする遊びです。
「ひなあられ」は、ひな人形を持ち歩いて野山や海辺の春の景色を楽しむ際、ひな人形へのごちそうという意味も含めて持って行ったとされています。
また「ひなあられ」は、菱餅を外で食べることが出来るように砕いて炒って作ったものという説もあります。
確かにひなあられにも菱餅にも白・赤(ピンク)・緑の共通した色に着色されていますね。
ひなあられの意味と四季との関係
「ひなあられ」にはどのような意味が込められているのでしょうか?
前述したように、ひなあられには『菱餅を野外で食べるために、砕いて炒って作ったもの』という説があり、その証拠の様に両者には白・赤(ピンク)・緑に着色されています。
これらの色にも意味があることをご存知でしたか?
3色のひなあられには、それぞれのエネルギーを表していると言い伝えられています。
まず白色のひなあられには「(雪の」大地のエネルギー」、次に赤(ピンク)色のひなあられには「生命のエネルギー」、最後に緑色のひなあられには「木々が芽吹くエネルギー」と言われています。
つまりひなあられには、これら3種類のエネルギーを体内に取り込み『子供が健やかに成長できますように』と言う意味合いも込められているそうです。
意外と知られていませんが、ひなあられには「四季」との関係もあります。
ここまできて「あれ?ひなあられは4色なかったっけ?」と、一つ疑問に思う人もいるのではないでしょうか?
そう、ひなあられによっては「黄色」のひなあられが加わって4色のものもあります。
4色揃ってひなあられの場合は、「四季」との関係性が考えられます。
具体的に言うと、「春」…桜のピンク色・「夏」…新緑の木々の緑色・「秋」…黄色に紅葉する黄葉の黄色・「冬」…真っ白な雪の白色、といった具合です。
つまり、4色のひなあられには『1年を通じて子供の幸せを願う』という意味合いが練りこまれているということになります。
●ひなあられを保育園の子供に簡単に分かりやすく説明する方法
では本題です。
先ほどまでおさらいした「ひなあられ」について、保育園の子供たちにはどのように説明すると、簡単で分かりやすくなるのでしょうか?
まず昔、ひな祭りはひな人形と一緒にお出掛けする事だったんだよと伝えましょう。
お花がたくさん咲いて、ぽかぽかと気持ちのいい春のお外をひな人形にも教えてあげるお祭りだったんだよ、と。
その時に持って行ったおやつが「ひなあられ」だよ。
みんなが遠足の時におやつを持って行くのと同じだね。
ひなあられには『1年間を元気に過ごせますように』というお願い事が込められているから、ひな祭りにひなあられを食べて元気いっぱい遊びましょうね、
と添えてあげれば理解しやすいと思います。
●まとめ
ひなあられの意味や四季の由来を保育園の子供に簡単に説明する方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
普段は気にしないものの、いざ聞かれると意外と説明できない・知らないものばかりですよね?
これでいつ聞かれても、ばっちり分かりやすく教えてあげることが出来ますよ。