3月も半ばを過ぎ、大学の卒業式のシーズンが到来しました。あたたかい場所からは桜の開花のニュースも届き、すっかり春めいてきましたね。
もしかすると、卒業式に桜が咲いているところもあるでしょうね。
さて、今回は大学の卒業式に出席する時の親御さん、特にお母様の服装についてとりあげます(男の人の場合は大体決まっていますので)。
卒業式に着ていく服は何がいいのか迷いますよね。卒業式に出席するのに、一般的にどのようは服装がいいのかを調べてみました。
まず、結論から、「大学の卒業式に親が出席する時は、普段着はやめておいたほうがいい」です。
その他注意することをまとめてみました。よろしければ参考にしてくださいね!
大学の卒業式での親の3種類の服装
女子は袴姿、男子は濃紺のスーツが卒業式の学生さんの定番となっていますが、親御さんは何を着たらよいのでしょうか。
卒業式の親御さんの服装としては和服着、洋服、スーツの3種類が定番となっています。ここでは、その3種類についてもう少し詳しくみていきますね。
1.和装
普段着物を着慣れている方なら、着物も素敵ですね。卒業式に着ていくのならば、訪問着か付け下げ、色無地がよいとされています。
着物の色は、控えめな色合いか春らしいパステルカラーなどがおすすめです。華やかすぎる色や柄は避けましょう。
着物の色がシックすぎて地味だと思われる場合は、帯を華やかなものにしてもよいでしょう。
バッグは和装用のバッグにしましょう。
着物には、こまかいルールがたくさんあるので、着物を着慣れていない方は、呉服やさんに相談してみるのもよいかもしれません。
2.スーツ
卒業式でスーツを着るなら、グレー、紺、黒などのダークカラーが一般的です。
黒のスーツを着る場合は、中に着るシャツやブラウスを明るい色にしり、コサージュ、小物に華やかなものを選んだりして、晴れの日にふさわしい装いになるようにしましょう。
パンツスーツでもOKです。スカートの場合は、丈の長さは短くなりすぎないようにします。
どんなに足がキレイでも、ミニスカートはダメですよ!
3.洋服
シンプルなデザインのワンピースなども卒業式に向いているといえます。
この場合も派手な色は避け、ダークカラーを選ぶと無難です。
スーツと同様に、コサージュやアクセサリー等で控えめな華やかさを演出しましょう。
カジュアルにならないようなら、きちんとしたデザインのスカートやパンツにジャケットを羽織るなどしてもよいでしょう。
そもそも大学の卒業式に親は出席するもの?
少し前までは大学の卒業式に親が出席することは、では、大学の卒業式に親も一緒に出席するようなことはほとんどありませんでしたが、最近ではどうやらその事情が変わってきているようです。
そもそも大学の卒業式に親は出席するのかという疑問。
昔は出席しない方の方が多かったようだし、過保護だと思われるのも...と躊躇されていらっしゃる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近ではお子さんの大学の卒業式に出席される方も増えているようですし、大学側もそれを前提にして準備しているようです。
大学によっては8割の親御さんが出席するというところもあるようですから、もし卒業式に出席していいかどうか迷っているのなら、出席してもかまわない、むしろ出席してくださいと言います。
卒業式での服装で気をつける8つのマナー
1.普段着はNG
卒業式は「式典」であり、正式な場とされています。
また、お子さんの学生最後の晴れの舞台でもあります。ですので、普段のような格好では出席しないようにしましょう。
2.お子さんたちより目立たない服装にする
卒業式の主役は、あくまでお子さんたちです。
服装が派手になったり華美になりすぎたりしないようにしましょう。
落ち着いた雰囲気か、もしくはシンプルなものを選ぶようにします。
3.喪服のようにならないように気をつける
全身黒だと喪服のようになってしまいます。
ブラックフォーマルなどの喪服は、結婚指揮や卒業式などで着るのはNGとされています。
黒のスーツやワンピースを着る場合は、素材や中にきるブラウス、アクセサリー、バッグなどで適度な華やかさを演出してください。
4.ストッキングの色はヌードカラーを
ストッキングの色はベージュ・肌色をなどの肌なじみのいい色を選びます。黒のストッキングは避けましょう。
タイツ、網タイツなどもカジュアルなのでNGです。
5.ヒールの高すぎない靴を
靴は、ダークカラーのものを選ぶようにしましょう。
ヒールが高すぎない、5cmまでのものがよいでしょう。
また、パーティーにはいていくようなキラキラした飾りのついた靴や、かかとのあいた靴なども避けましょう。
6.バッグ
卒業式に持って行くバッグですが、こちらも華美になりすぎないようにしましょう。
洋服が控えめなデザインの場合に、ポイントづかいとして華やかな物をもつ程度にはかまわないのですが、パーティ用の全体にスパンコールがついてキラキラしたものなどは避けるようにします。
7.メイク
卒業式の親御さんに合うのは、基本的にはナチュラルメイクです。柔らかいイメージのメイクを心がけるようにしましょう。
アイラインやマスカラをブラウンにすると自然で柔らかな印象になります。
アイシャドウの色に迷ったら、ご自分の肌に合うブラウンをおすすめします。
チークはほんのりと色づくものを、リップは派手すぎず他のメイクとのバランスがとれていればよいでしょう。
ポイントづかいとしてちょっぴり華やかなものを選んでもいいですね。
普段メイクをしない方も、お式に出席すると時はメイクをするのがマナーと言えます。
メイクしなれていないとうまくできないこともあるので、当日慌てないように練習しておきましょう。
8.髪型
正式な場での髪型って悩みますよね。
派手すぎてダメだし、きちんと見える髪型にしないといけません。
美容室でお願いする場合は、美容師さんにお子さんの卒業式に出席する旨を伝えれば間違いないのですが、自分でセットする場合はどんな髪型にすればいいのでしょうか。
ヘアアイロンで髪を巻いて華やかさを出すのもいいですね。パーマをかけている方は、普段よりしっかりめにセットをするだけで充分華やかに見えるでしょう。
ストレートの方も、丁寧にセットをしてきちんと見えるようにしましょう。
ヘアミルクなどを使って、艶やかさを出してもよいかもしれません。
他に気をつける点をあげるとすれば、旦那さんと一緒に卒業式に出席される場合は服装のバランスを気をつけるようにする、香水などは好みがあるので場にふさわしくならないように気をつけるなどでしょうか。
卒業式に持っていくと3つの便利なグッズ
1.荷物をいれる物(サブバッグなど)
卒業式後にお子さんから、花束や卒業証書、記念品等を預かってくれるように頼まれるかもしれません。
シックな色合いの買い物バッグやトートバッグなどをもっていると荷物を落としてしまったり、紛失してしまう等のトラブルが防げます。
2.携帯用のスリッパ
意外と忘れがちなのが携帯用のスリッパではないでしょうか。
会場は室内のこともありますから、靴をぬぐことも想定して上履きを持参するようにしましょう。
ストッキングも靴も汚れることがなく快適にすごせます。安価で可愛いデザインのものも販売されていますし、旅行等にも使えて何かと便利ですので、この機会に揃えておきましょう。
3.折りたたみ傘
3月は比較的お天気が不安定です。
折りたたみ傘をもっていると、急な雨でも慌てませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
結論から申し上げますと、卒業式はお子さんが主役ですので、お母様は頑張り過ぎなくても大丈夫です。
これまでも、何度か卒業式に出席されてきたと思いますので、大きく変わらないと思ってよいでしょう。大学の方が、若干格式が高いかもしれませんが、そこまで気にする必要はないと思います。
お子さんの学生最後の晴れ舞台です。ぜひ、晴れ姿を目に焼き付けてほしいと思います。