年末が近づくと至る所で見かける新年の飾り付け。
特に玄関に飾るしめ飾りは人気ですが、どのように取り付け、どこに飾るべきか迷っていませんか?
「どうやって取り付けたらいいの?」「特定の位置に飾る必要があるの?」 そんな疑問を明快に説明します。
慣れない新年の準備で迷っている方は、ぜひ確認してください。
新年の飾り:玄関での取り付け方法
年末になると多くの家庭が玄関に新年の飾りを飾ります。中でも手軽なしめ飾りが人気です。
しかし、年に一度のことで「どう取り付けるか」と悩むことも多いでしょう。
詳しく見ていきましょう。
・フックの利用
もっとも手軽な方法は玄関ドアにフックを取り付けることです。
ドアの材質に合わせて、両面テープタイプやマグネットタイプを選びましょう。
これらはホームセンターや100円ショップで入手可能です。
木製ドアの場合はねじタイプのフックも使えますが、毎年取り外しを繰り返すと固定が難しくなる点に注意が必要です。
穴を開けたくない場合は、季節に応じた飾り物やリースを使って、しめ飾り以外のインテリアも楽しむのも良いでしょう。
・ドアハンガーの利用
木製ドアの場合、マグネットタイプのフックは使用できません。
両面テープタイプのフックも粘着力が強すぎる場合があります。
粘着面を残さないようにするためには、「シールはがし」スプレーを使うのも一つの方法ですが、木製ドアではシミの原因になるため注意が必要です。
フックが使えない場合はドアハンガーが便利ですが、ドア上部に隙間が必要ですので、購入前にチェックが必要です。
新年の飾り:玄関での最適な位置
次に、しめ飾りをどこに飾るかについて説明します。
「絶対にこの位置でなければならない」という厳格なルールはありません。ただし、玄関の内側ではなく外側に飾るのが望ましいです。
しめ飾りは「この家は清浄な場所です」と歳神様(としがみさま)に知らせるために飾られます。
神社にもしめ縄がかけられているのを見たことがあるでしょうか?
これは、清浄な場所と不浄な場所の境界を示す結界の役割を果たしています。
家庭で使うしめ飾りは簡略化されたもので、「ここから先は安心してお入りいただけます」と歳神様に伝えるために外側に飾るのがベストです。
また、玄関ドアノブにかける家庭もありますが、私は目線より上の位置に飾ることをお勧めします。
お札を祀る際にも同じように扱うためです。神様が宿るお札を見下ろすのは避けるべきで、しめ飾りも神様を迎えるために用意されるものです。
ただし、厳格なルールがあるわけではないので、無礼な扱いさえ避ければ問題ありません。
新年の飾り:落ちた時の対処法
地域や気候によっては、しめ飾りが強風で落ちることもあります。
「風が強くてしめ飾りが落ちてしまう!」と困っている方もいるでしょう。特に重いしめ飾りは注意が必要です。
玄関に飾る際、上部のかけ紐だけでは不安定になりがちです。
しめ飾り全体を安定させるためには、複数の支点で固定することが重要です。
しめ飾りの形に合わせて裏にフックを取り付け、細めのワイヤーでしっかりとめるとバランスが取れ、落ちにくくなります。
まとめ
・しめ飾りを付ける際は、ドアの材質に合わせたフックやドアハンガーを上手に活用する
・しめ飾りの設置位置に厳格なルールはないが、目線より上が推奨される
・しめ飾りが落ちやすい時は、支点を分散させて全体のバランスを取ることで安定させる